インターネットと共に生まれ育った“中堅”情シスのPC遍歴私のPC遍歴30年(1/3 ページ)

» 2025年05月30日 18時20分 公開
[Yukito KATOITmedia]

 いつも寄稿しているITmedia PC USERが、2024年9月に雑誌の時代を含め30周年を迎えたそうだ。編集部から「ライター陣のPC遍歴を振り返ってほしい」と打診を頂き、今回は筆を執ることになった。

 筆者は1990年生まれで、2025年で35歳を迎える、いわばインターネット(パソ通ではない)と共に生まれ、共に育った世代だ。子供の頃からPC関係に興味があったこともあり、「Hello!PC」(PC USERの前身である雑誌の名称)の頃から愛読していたPC USERのファンでもあった。

 いつも愛読していた月刊誌(月2回刊の時もあった)がルーツのWebメディアに寄稿している姿なんて想像できなかっただろう当時を振り返って、筆者のPC遍歴について語っていきたいと思う。

「私のPC遍歴30年」とは?

2024年9月にPC USERは30周年を迎えました。そこで日頃から弊誌で記事を執筆しているライター陣に「私のPC遍歴30年」と題して、自身のPCにまつわる過去を振り返ってもらいます。あなたにとっても「懐かしい」と感じる話題が飛び出すかも? 今回の著者:Yukito KATO


最初の出会いは1996年の「IBM Aptiva J3A」

 筆者は同世代と比較してもPCに触れ始めたのがかなり早く、1996年に発売された「IBM Aptiva J3A」が生まれて初めて最初に触ったPCだった。親が自営業を営んでおり、父が「これからはインターネットの時代だ」と意気込んで自宅用PCとして購入したものだ。当時はダイヤルアップ回線を使ってインターネットにアクセスしていた。

 「Windows 95の再インストール作業を父と一緒に行う」「ダイヤルアップ回線接続中に電話がかかってくると、なぜインターネットにアクセスできなくなるか」など、PCに関するレクチャーを受けるにつれて、自身もどっぷりとPCにハマるようになった。それが29年後の今も、趣味として続けられているのだから何とも感慨深い話だ。

 父は息子である筆者に「今後はPCが使えなければ仕事に就けなくなるぞ」と言いつけ、「Windows 95で使うDOSの機能がわかる本」(近藤光信/著、1997年)を5歳になる子供に買い与えるせっかちさと、読めない漢字にルビを振ってもらいながらボロボロになるまで読み続けた筆者の好奇心が化学変化を起こした結果、今があると筆者は今でも思っている。

 その後、しばらくはIBM Aptiva J3Aを使い続け、今のように朝でも夜でも気にせずダイヤルアップ回線でインターネットブラウジングにいそしんだ。

 当時を知る読者の方であれば分かると思うが、テレホタイムなど気にせずにダイヤルアップ回線を利用していると、月の電話代がとんでもない額になる。

 その結果、筆者は2000年頃までPC禁止令が下ったため、小学4年生までは「IT用語辞典をバラバラになるまで読み返す」「ノートに手書きで気になった用語について写経する」といった修行僧のような日々を過ごしていた。

ADSLの登場により釈放された、筆者の愛機「ThinkPad 600」

 ダイヤルアップ回線で好き放題インターネットに接続し、PC禁止令が下って3年ほど経過した頃、自宅にADSL回線が引き込まれることになった。

 ダイヤルアップ回線と違って、どれだけ使っても定額でインターネットにアクセスできるADSLの登場は、筆者にとっては大きな転機であった。

 PC禁止令が出てから素行が良く見えるように努めたこともあって、初めて専用機として「ThinkPad 600」を買い与えられ、本格的にPCやインターネットにしっかりと触れ始めることとなった。

 残念ながら当時の写真は残っていないが、ThinkPad 600は今でも至高の名器だったと筆者は考える。今のノートPCのような軽量さには遠く及ばないが、当時は「こんなに軽くて性能が高く、それでいてキータイプがしやすいPCがあるのか」と非常に驚いた物だ(高校受験の際にRedStoneというMMORPGにどっぷりとハマり、再度PC禁止令が下されたのはここだけの秘密だ)。

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