PC禁止令が再度下されたこともあってか、無事に高専に入学できることとなった際の入学祝いとして、Intel Celeron D 351 プロセッサが搭載された「eMachines J3032」が買い与えられた。
購入した当時は「本格的なデスクトップPCだ」と喜んだものだが、だんだんとスペックに不満を感じるようになってきた。その際に、学校の先輩から「自作PCというものがある」と紹介された。これが筆者と自作PCのファーストコンタクトであった。
筆者は自作PCもそれなりに嗜むが、メインの趣味はサーバやワークステーション、ネットワーク機器など、エンタープライズ向け製品をいじることだ。そのきっかけとなったのは、なんと日本マイクロソフトだった、という話を飲みの場でするとウケが良いので、今回も軽く触れてみたいと思う。
2009年に日本マイクロソフトがWindows Serverを触れる人を増やす目的で、「Microsoft スキルチャージプログラム」という企画を実施していた。
その内容というのが、抽選で選ばれた人に日本ヒューレット・パッカード(現、HPE)の「ProLiant ML110 G5サーバ」と「Windows Web Server 2008」が送られ、定められたチャレンジをクリアするとそのままもらえるという何とも太っ腹な企画だった。
これがきっかけでサーバをはじめ、エンタープライズ向け製品にどっぷりとハマり、今では個人環境でMicrosoft EntraIDとIntuneを使った環境を構築しつつ、本業ではActive DirectoryやMicrosoft EntraID、IntuneをはじめとしたMicrosoft製品全般の管理者として日々業務に当たっている。
さらに言えば技術同人イベント「技術書典」で、Microsoft製品に関する同人誌を書いているのだから、当時の企画の結果としては満点な当選者だっただろうと自覚している。
当時、Microsoft スキルチャージプログラムを企画された方が、本記事を見られているのであればぜひ一度お礼を言いたい。
2011年4月に社会人を迎えることになりり、学生時代に比べて資金に余裕ができてきた結果、しばらくの間は短期間でPCを買い換える迷走時代に突入する。
NTTドコモの4G/LTEブランド「Xi」のキャッシュバックキャンペーンを使って「Mac mini mid 2011」を購入し、Windows環境からmacOS環境に移行したと思えば、中古で「ThinkPad X201s」を購入してWindows環境に戻るなど、今思うとコストパフォーマンスの悪い行動をしていたなとしみじみ思う。
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