OmniBook X Flip 14-fkは、ビジネスにもプライベートにもなじむ、落ち着いたデザインが魅力だ。
本体カラーは「メテオシルバー」で、やや青みを帯びたシルバーのトーンが清潔感と高級感を演出している。天板には金属素材特有の質感があり、中央に配置されたHPのロゴは控えめながらも上品な印象を与える。手にした際の満足感も高い。
本体には360度回転ヒンジが採用されており、通常のノートPCスタイルに加えて、タブレットモードやテントモード、スタンドモードなど、シーンに応じた柔軟な使い方が可能だ。ヒンジの動きは滑らかで、途中の角度でもしっかり保持される。プレゼンテーションや動画視聴、ペン操作時も安定して操作可能だ。
本体サイズは約313(幅)×218(奥行き)×14.6〜16.9(高さ)mm、公称重量は約1.41kgとなる。14型の2in1ノートPCとしては標準的なサイズと重量だが、実際に手に持つと見た目よりも軽く感じられる。天板を開いた状態でも、片手で問題なく持ち上げられる。
ACアダプターはUSB PD(Power Delivery)対応で、最大65W出力となる。電源ケーブル込みの実測で300gほどあった。本体にはウォールマウント式のプラグも付いているので、より軽くしたいならそれを使うか、別途USB PD対応で65W以上の出力に対応する充電器を買ってもいいだろう。
キーボードは日本語配列で、バックライトも備えている。Enterキー周辺は少しキーの幅が狭まっているので、慣れが必要かもしれない。
本製品のディスプレイは、2880×1800ピクセル表示に対応した14型有機ELパネルを採用しており、タッチ操作/ペン入力もサポートする。表示色域はDCI-P3を100%をカバーし、輝度は最大400ニトと明るい。有機ELの特性もあって、発色はとても鮮やかだ。動画視聴や写真閲覧時の臨場感は高く、黒の締まりも良好で、視覚的な満足度は高い。
リフレッシュレートは可変式で最大120Hzに対応しており、画面のスクロールも滑らかだ。光沢パネルのため映り込みはあるが、明るい表示性能と高い精細感がそれを十分に補っている。
通常のノートPCスタイルでも使いやすいが、タブレットモードにすれば手元が安定しやすく、タッチ操作やペン入力でメモや注釈入れといった作業がさらに快適になる。
なお、本製品はペンが別売りとなる。Microsoftが定めた「MPP(Microsoft Pen Protocol) 2.0」規格のスタイラスペンに対応しており、純正オプションとして「HP MPP アクティブペン」(直販価格1万780円)も用意されている。
ポート類については、左側面にUSB 40Gbps Type-C(USB4)、USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)Type-C、USB 10Gbps Standard-A端子とHDMI 2.1出力端子を備える。USB Type-C端子はUSB PD(Power Delivery)規格の電源入力と、DisplayPort Alternate Mode規格の映像出力にも対応しているため、両規格に対応するディスプレイにつなぐとケーブル1本で映像出力と充電を同時に行える。
右側面にはUSB 10Gbps Standard-A端子と3.5mmイヤフォン/マイクコンボジャックを備える。有線LANポートやSDメモリーカードスロットは非搭載だが、拡張性はモバイルノートPCとしては十分だ。周辺機器との接続に困る場面は少ないだろう。
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