それでは、定番のベンチマークソフト「CrystalDiskMark」で本製品の実力を試してみよう。
用意したのはAMD Ryzen(Socket AM5)と、Intel Core Ultra(シリーズ2)の環境だ。パフォーマンスをキッチリ計測するためにシステムドライブのSSDをチップセット接続にして、検証用のSSDをCPU接続で計測している。
最初に、代表的な1GiBでのシーケンシャルとランダムのパフォーマンスを見てみよう。
シーケンシャル速度は、Intel Core Ultra環境の連続読み出しが公称値より落ちているが、これはSSD側の相性などではなくIntel Core Ultra環境に起因するものであろう。他社のPCIe 5.0対応SSDでも同様の傾向が見られた。
一方で、AMDのRyzen環境(Socket AM5)の環境ではSEQ128KQ321Tで毎秒1万4900MBに同1万4100MBと、メーカー公称通りの数値が出ているのが分かる。
ランダム性能もRND4KQ32T16で227万IOPS、199万IOPSと公称値に迫る値が出ており、高いパフォーマンスを確認できる。
その他、16GiB/64GiBでの検証結果もまとめてみた。
テストするデータ量を増やしても、この程度では変わらないことが分かる。IntelのCore Ultraの環境ではシーケンシャルのパフォーマンスがAMD環境に比べ落ち込むものの、ランダム4K Q1T1のパフォーマンスについては優れている。3DMarkのStorageテストのスコアが良好なのも、この数字が効いているからかもしれない。
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