サンディスク2025年本命となるSSDが登場! PCIe 5.0対応の「WD_BLACK SN8100」を試してみた(1/4 ページ)

» 2025年06月12日 12時00分 公開
[モリケンITmedia]
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 サンディスクは5月13日、PCI Express 5.0対応SSDの新モデル「WD_BLACK SN8100 NVMe SSD」シリーズを発表し、6月13日から販売する。最大読み出し速度が毎秒1万4900MBと、従来のPCI Express 4.0モデルからほぼ倍になった新モデルだ。

 容量やヒートシンクの有無で複数のモデルを用意しているが、今回はその中から容量2TB(WDS200T1X0M)のヒートシンクなしモデルを借用できたので、パフォーマンスを試してみた。

WD_BLACK SN8100 Western Digital SanDisk サンディスク ウエスタンデジタル PCIe 5.0 「WD_BLACK SN8100 NVMe SSD」(2TBモデル)のパッケージ

パッケージや製品名は従来モデルを踏襲

 まずはパッケージと製品を見ていこう。

 本製品はサンディスクから発売されているが、まだWestern Digitalのパッケージを継承する、型番も従来を踏襲しているが、基板の裏側にはSandiskのシルク印刷がある、今後の製品で型番のルールが変わるかどうかは不明だが、BLACKというのは響きがいいので続けてほしいと個人的には願っている。

 他にも、PCI Express 5.0対応コントローラーの搭載に伴い、放熱性を高めるためチップ表面が金属製になった。シールをはがせないので容量は不明だが、キャッシュも搭載されている。

WD_BLACK SN8100 Western Digital SanDisk サンディスク ウエスタンデジタル PCIe 5.0 容量2TBモデルの表面。こちらにはWestern Digitalのロゴがある。両社でお互いのブランドを利用できるクロスライセンスが結ばれているとのことだ
WD_BLACK SN8100 Western Digital SanDisk サンディスク ウエスタンデジタル PCIe 5.0 裏面にチップ類はなく、Sandiskのロゴが見える

 次にスペックを確認しよう。

 メモリは218層のBiCS8 TLC 3D CBA NANDを採用しており、4TBモデルでも片面実装を実現している。2025年内には8TBモデルも登場予定だ。また速度も最大連続読み出しが毎秒1万4900MB、2TBと4TBモデルは最大連続書き込み速度も毎秒1万4000MBとなる。

 ランダムにおいても読み書き共に最大200万IOPSを超えるなど、従来モデル(WD_BLACK SN850X)の2TBモデル同士で比較すると、シーケンシャル/ランダム共にほぼ倍になっているのが分かる。

 にもかかわらず、公称値(平均動作電力は7W以下)こそないが電力も同じか少し抑えられているということでワットパフォーマンスもよさそうだ。

WD_BLACK SN8100 Western Digital SanDisk サンディスク ウエスタンデジタル PCIe 5.0 WD_BLACK SN8100 NVMe SSDのラインアップと主なスペック
WD_BLACK SN8100 Western Digital SanDisk サンディスク ウエスタンデジタル PCIe 5.0 WD_BLACK SN8100 NVMe SSDシリーズの発売時期と価格
WD_BLACK SN8100 Western Digital SanDisk サンディスク ウエスタンデジタル PCIe 5.0 従来モデルのWD_BLACK SN850Xとの比較
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