Amazonが国内に配送、物流拠点を新設 25年中に翌日配送を全国拡大/従業員の解雇が続くMicrosoft コスト削減を目的に週末の「気になるニュース」一気読み!(1/3 ページ)

» 2025年07月06日 06時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

 うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、6月29日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!

Amazonが国内に配送、物流拠点を新設 25年中に翌日配送を全国拡大

 Amazonは7月1日、Amazonの配送拠点である「デリバリーステーション(以下、DS)」を日本全国6カ所に新たに開設することで、ユーザーの利便性向上につながる迅速な配送体制を強化すると発表した。

photo Amazonが迅速な配送を強化するため、新たにDSとFCを開設。翌日配送オプションを全国に順次拡大すると発表した

 新たなDSとして、岡山南DSと千葉柏DSが4月、福岡北九州DSが5月に開設されている。今後は北海道北広島DSを8月、東京江東2DSと石川野々市DSが9月に開設予定となっている。

 さらに、FCの一部機能とDSの機能を担う新しい拠点を年内に16カ所で開設する。入荷から出荷までのオペレーションを簡略化することで、最大で数万点の商品の当日配送をより多くのユーザーに提供可能になるとしている。

 この他、午後11時59分までの注文を翌日に届ける配送オプションを2025年中に全国に順次拡大するという。一部地域では、午後1時頃までに注文した商品を当日の夜間帯に配達する配送オプションも拡大していく。

従業員の解雇が続くMicrosoft コスト削減を目的に

 Microsoftは7月2日、全従業員の4%に相当する約9000人を解雇すると発表した。広報担当者によると、チーム、地域、在職期間を問わず全社が対象で、プロセスの合理化と管理職の階層削減を目的として実施されるという。Microsoftでは、5月にも6000人規模の人員削減を実施しており、今年2度目となる大規模な人員削減となる。

photo Microsoftが、今年2度目となる大規模な人員削減を実施する

 Microsoftをはじめ、GoogleやAmazonといった大手IT企業は、AIやクラウドへの投資を加速させるため、既存部門の業務効率化を進めている。特に、AIがコーディングなどの業務を代替し始めたことで、関連する人員の削減が進んでいるようだ。

 Bloombergによると、Microsoftのゲーム部門では数百人規模の従業員が解雇される見込みだ。さらに、ゲーム部門の子会社で「キャンディークラッシュ」を開発するキング・デジタル・エンターテインメントでも、従業員の約10%にあたる200人規模の人員削減が実施されると報じられている。

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