Googleは6月30日、デスクトップ向けChromeブラウザの安定チャネルをアップデートした。Windows向けに「 138.0.7204.96/.97」、macOS向けに「138.0.7204.92/.93」、Linux向けに「138.0.7204.92」を展開している。
今回のバージョンでは、緊急度の高い脆弱(ぜいじゃく)性が1件修正されている。「CVE-2025-6554:Type Confusion in V8」は深刻度が「High」とされており、既に悪用の報告があるため注意が必要だ。6月26日には影響を緩和するための設定変更が全てのStableチャネルに配信されているとのことだが、忘れずにアップデートも行いたい。
なお、この脆弱性はMicrosoft Edgeにも影響があり、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v138.0.3351.65で修正済みだ。通常は自動でアップデートされるためユーザーによる作業は不要だが、「ヘルプとフィードバック」→「Microsoft Edgeについて」から手動で更新することも可能である。
Googleは6月30日、学習者と教育者を支援するために設計された新しいAIソリューション「Gemini for Education」を発表した。これはGemini 2.5 Proをベースに構築されており、プレミアムAIモデルへのデフォルトアクセスを提供する。エンタープライズグレードのデータ保護と、コアWorkspaceサービスとしての管理者管理機能を備えており、Workspace for Educationプランで利用可能となる。
さらに、Googleは「Gemini in Classroom」を全てのGoogle Workspace for Educationエディションで無料提供し、語彙リスト生成を含む30以上の新機能を追加する。NotebookLMに読み込んだ資資料を基に動画を作成する「Video Overviews」機能も、今後数週間で提供開始予定だ。
この他、18歳以上の学生はGemini Canvasでパーソナライズされたクイズを生成できるようになる。これは試験の準備や理解度テストに活用できるもので、近く18歳未満の学生にも対象を拡大する予定となっている。
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