プロナビ

1ドライブで26TB! Western Digital「WD Red Pro」(WD260KFGX)を試す(3/3 ページ)

» 2025年07月16日 12時00分 公開
[モリケンITmedia]
前のページへ 1|2|3       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

発熱や消費電力、NASでの動作もチェック!

 発熱に関しては、ベンチマーク中にサーモグラフィーカメラを使ってチェックした。表面で40度、裏面で42.3度、コントローラー付近で48.5度だった。無風状態でこの温度なら、実環境であるNASでの使用やデスクトップケース内に入れて使用する場合はファンがあるので安心だろう。

Western Digital ウエスタンデジタル HDD ハードディスク 大容量 26TB WD Red Pro SATA接続時の表温度
Western Digital ウエスタンデジタル HDD ハードディスク 大容量 26TB WD Red Pro こちらは裏面温度(SATA接続時)
Western Digital ウエスタンデジタル HDD ハードディスク 大容量 26TB WD Red Pro コントローラー付近の温度(SATA接続時)

 消費電力もチェックしておこう、測定にはUSB接続時に使うACアダプターに、ワットチェッカーを付けて数値を読み取った。

 HDDを取り付けない状態でUSBクレードルをオンにした状態で1W、アイドル時には7〜8Wとなり、アクセス時には9〜10W、スピンアップ時は最大で21Wとなった。HDD以外の部分の電力も上下あると思うが、1Wと考えるとHDD単品ではスピンアップ時を除けば6〜9Wと大容量だから消費電力が高くなることもない。

 動作音については計測してないが、モーター音やシーク音などで気になることはなかった。

Western Digital ウエスタンデジタル HDD ハードディスク 大容量 26TB WD Red Pro 利用時の消費電力

NASを使って動作チェック

 最後に、ASUSTORのNAS「NIMBUSTOR 4 Gen2」を使って、iSCSI接続で内蔵ドライブと同様にCrystalDiskMarkでベンチマークテストを行った。結果としてシーケンシャルはSATA接続とほぼ変わらない速度になった。

 これは、今回使ったNASが2.5GbE対応というのもポイントだろう。ランダムのスコアが高くなっているがこれはNASのキャッシュが効いているためだ。

Western Digital ウエスタンデジタル HDD ハードディスク 大容量 26TB WD Red Pro iSCSI接続時のテスト結果

 続いて、実際のファイルをPCからNAS、NASからPCで転送時間を測定した。こちらはiSCSI接続ではなく通常のネットワークドライブとして転送した。ファイルは動画データ362ファイル/274GB分、DiskBenchソフトを使いコピーにかかった時間を計測した。

 結果は以下の通りだ。

  • PC→NAS:1066秒(毎秒264MB)
  • NAS→PC:2952秒(毎秒97.7MB)
Western Digital ウエスタンデジタル HDD ハードディスク 大容量 26TB WD Red Pro PC→NASへのデータ転送にかかった時間と速度
Western Digital ウエスタンデジタル HDD ハードディスク 大容量 26TB WD Red Pro NAS→PCへのデータ転送にかかった時間と速度

 ここではHDDが1台のため、ミラーリングなどのRAIDは構築できなかったが、パフォーマンスとしてはネットワーク経由としても十分な速度だろう、これならNAS側も2.5GbE対応の有線LANが必要になってくる。

まとめ

 NASで大容量のHDDが欲しいなら、これを使おうと思えるだけのパフォーマンスと容量を備えているのが本製品だ。価格は同社直販で1台12万6500円となるが、1TBあたりの単価は4865円と5千円を下回る、もちろん、TB単価ではコンシューマー向けの8TBあたりが一番安いが、24時間365日稼働できてNASに最適化されている上に、何より8TB×3台分のスペースと電力が1台に収まる魅力がある。

 ハイエンドユーザーや動画編集など、クリエイティブ作業のファイル置き場に容量が欲しいNASを活用しているユーザーにはいいHDDとなるだろう。

Western Digital ウエスタンデジタル HDD ハードディスク 大容量 26TB WD Red Pro 2TB〜26TBまで容量を選べる「WD Red Pro」シリーズ。製品保証期間は5年間だ
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月10日 更新
  1. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  2. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  3. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  4. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  5. Apple Siliconはなぜ「オンデバイスAI」に強いのか? NVIDIA「RTX Spark」との比較で読み解くシリコン設計の哲学 (2026年06月08日)
  6. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  7. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
  8. 新GPU「RX 9070 GRE」搭載カード発売! 既存上位モデル「RX 9070 XT」との価格差に悩む声も (2026年06月08日)
  9. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  10. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー