数え切れないほどPC/ガジェットに触れてきたが「本質は変わっていないのでは?」と気が付く、私のPC遍歴30年私のPC遍歴30年(4/5 ページ)

» 2025年07月24日 18時00分 公開
[石黒直樹ITmedia]
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スマホの幕開け「iPhone3GS」

 2009年、ついにiPhoneを手にする時が来ました。 私が手にしたのは日本で発売された初めての「iPhone 3G」ではなく、その後継モデルの「iPhone 3GS」でした。理由は「iPod touchで良いのでは?」と思っていたのと、ずっとドコモユーザーであったため、ドコモから販売されるのを待っていたためです。

 しかし「ドコモで発売されることは当分ないのでは?」と感じ、iPhone 3GSでソフトバンクに移りました。深夜帰宅のタクシーの中で、GPSで追尾されるマップアプリを見ながら「これはカーナビじゃん!」とテンション上がっていた記憶があります。未来を手にした気がしました。

 以降、今の「iPhone 16 Pro Max」に至るまで、毎年新モデルを手にしています。途中でiPhone SEやiPhone miniシリーズなどにも手を出しており、手元の管理情報だと、どうやらiPhone 16 Pro Maxは22台目のiPhoneのようです。基本は売却しているので、過去機種は手元には残っていません。

photo 現在の「iPhone 16 Pro Max」。なお、個人的ランキングでは、過去最高のiPhoneは「iPhone XS Max」です。カメラの出っ張りも少なく、ボディーが大きいにもかかわらず、なぜか非常に手になじんでいました

その他、さまざまなガジェットを物色

 書籍の自炊と絡んで、どうしても入手したかったのがiPadです。日本で発売されてからなんとかすぐに入手し、利用を始めました。雑誌サイズ大の書籍でも手軽に読めることに感動を覚えました。2010年のことです。

 2015年の初代「Apple Watch」も、発売日の購入ではありませんが、入手しました。それ以降、おおよそ毎回買い換えてきましたが、最近はあまり代わり映えがしないということもあり、スキップしていることも多いです。この頃からヘルスデータが蓄積されていることになります。

 Windows機も、いくつか象徴的なものが出ましたね。「Netbook」と呼ばれた、スペックは低いけど安価な小型のノートPCにも手を出しました。個人的には性能の低さから全く使い物にならず、さらに品質も悪く、すぐに故障しました。

 以降、そのメーカーの製品は買わないことにしていますので、ここではメーカー名は書かないことにします。

 Microsoftの「Surface」の登場も盛り上がりましたね。私が手にしたのは2015年の「Surface 3」です。正直なところ、当時のWindowsタブレットモードはかなりイマイチだったので、結局「普通のノートPCで良いのでは?」となりました……。

 シンプルに「普通のノートPCとして使う」という意味では、VAIOのノートPCをメインで使っていました。VAIOがソニーから独立した後です。おそらく、機種は2015年頃の「VAIO Z VJZ1311」です。“安曇野FINISH”という言葉にひかれ、選びました。

 もちろん、Androidスマホやタブレットも使っています。その中でも、初代Galaxy Noteが印象的ですね。当時、5.3型の大画面ということで、周囲からも「大きすぎ」とばかにされましたが、タッチペンが使えたのは魅力的でした。

 また、黒歴史と言えそうな「Windows Phone」なるものも1台、使ったことがあります。こちらは、使い道が全く見いだせないままでした。メーカーや型番すら記憶にありません……。

Appleシリコン時代へ

 ここ5年の大きな出来事が、「Appleシリコン(Mシリーズ)」の登場です。当時、Macを業務のメイン端末としていました。そのため「できるだけ最高のものを」と、MacBook ProのIntel Core i9モデルを使っていました。2018年モデルです。

 しかし、排熱が間に合わずフルに性能を生かせず、バッテリー持ちは信じられないくらい持たないレベルと、お世辞にも価格からして満足できるものではありませんでした。Intel Macはフリーズもよく発生していました。

 しかし、デスクトップ機では適切なスペックがなく、それこそ高額なMac Proを購入するしかなかったのですが、高価なのと設置スペースの問題もあり、それには手を出しませんでした。そもそも、諸問題が解決するとも、当時はあまり思えませんでした。

 そこに来て登場したのがAppleシリコン、M1シリーズです。圧倒的に性能が良く、それでいてバッテリーの持ちも非常に良い。最初は半信半疑だったので「MacBook Air(M1)」の最下位モデルを購入してみました。まだ円高の時代だったので10万4800円でした。

 使ってみると、その使い心地の良さに衝撃を覚えました。特に、CPUアーキテクチャ変更により既存ソフトウェアの動作が不安定になるだろう、と考えていたのですが、Rosetta2(アーキテクチャの差を吸収する機能)の品質があまりにもよく、ほぼ問題なし。

 メイン利用していた上記のIntel Core i9機に嫌気がさし、今度こそデスクトップ機をと、同時に発売されたMac mini(M1)のメモリを最大限カスタマイズし、切り替えました。早々にAppleシリコンに完全移行した形です。

 しかし、Mac mini(M1)の最大の欠点が、外部ディスプレイが同時に2台しか出力できないこと。これは大きな不満点でした。

 それもあって、2021年にMacBook Pro(M1 Max)が発表されたと同時に買い換えました。長らくクラムシェルモードを活用したデスクトップ機として活躍し、今でも手元で普通のMacBookとして使っています。奮発してメモリも最大の64GBとしたため、4年経過した今でも、最新のMacBookの標準ラインアップを買うよりも実務的に使えるスペックとなっており、結果的に高いコスパだったと感じています。

 なお、据え置き利用だったので、この時もノートPCではなくデスクトップ機で良かったのです。しかし、M1 Maxの選択がMacBook Proしかなく、仕方なく選択しました。その後、Mac Studioが新発売された時は「ヲイ……」という思いで一杯でした。

photo 現行のMacBook Proのデザインに変わった、最初の機種ですね

 その後、Mac Studio(M2 Ultra)、MacBook Pro(M4)が加わり、現在に至ります。これらは、どちらかというと利用用途の違いによる買い増しです。メモリとストレージにしっかりと投資しておけば、AppleシリコンMacは長期間使えると感じます。

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