Mind 2sには専用の設定アプリも用意されている。その名も「Mind」と、そのままだ。Mindで設定できるのはMind 2s本体の設定だけでなく、接続されているモジュールの設定も変更できる。
ただ、レビュー時点では設定できる項目の数は少なく、Mind 2sは内蔵バッテリーの充電上限の設定くらいだ。
Mind Dockに至っては特になし、Mind GraphicsもLEDの色をプリセットされた中から変更できるだけだ。もちろん、それぞれのファームウェアアップデートなど重要なメンテナンス機能もあるのだが、あまりカスタマイズ性には富んでいないのは少々残念だ。
複数のモジュールを切り替えて使うMind 2sだからこそ、特定のモジュールに接続して起動した際には「指定したアプリケーションが復帰時に起動する」ような設定、機能があるとうれしいと感じた。
またMind Graphicsに動作モードを選択できる設定や、イルミネーションもランダムやレインボーなどの発光パターンを選択できる機能が追加されると面白さが増すのではないだろうか。
ぜひ、Khadasにはモジュールのバリエーションの追加だけでなく、モジュールを生かした設定ができるようなMindのアップデートに期待したい。
KhadasのMind 2sだが、やはりモジュールとの合体機構と、合体することでMind 2sだけでは苦手なことを克服できるのは面白く夢がある(価格はネックだが……)。
これは完全に合体ロボと同じで、そのままでは倒せない敵にも、合体することでパワーアップし倒せたり、苦手なフィールドに適した装備と合体し、新しい必殺技を見せられたときの気持ちと同じだ。
だからこそ、このモジュールという方式はなるべく長く続けてほしいし、世代が変わっても互換性を保ってほしい。現状はモジュールもMind Dock、Mind Graphicsしかなく、ノートPCに変身できるようなモジュールや、DTM機器など特定のジャンルに強いハードウェアと一体化できるようなモジュールなどがあったりすると面白いだろう。
もちろん既存のモジュールも、より新しい世代のGPUを搭載したモデルや他社メーカーのものを搭載したものがあってもいいだろう。Khadas以外から、互換性のあるモジュールが登場するといった展開にも期待したい。
手のひらサイズでCore Ultra(シリーズ2)はフルに生かせる? 「GEEKOM IT15」を試して分かった驚きの結果
最大50TOPSのCopilot+ PC認定ミニPC「Minisforum AI X1 Pro」を試す 推論性能やモンハンベンチで実力検証
ミニPCに外付けGPUを接続できる! 約1.2万円のOCuLink拡張ドック「DEG1」、MINISFORUM AI X1で試した
自宅サーバマシンとして「Minisforum MS-01」を2台導入してみた 拡張性と接続性が魅力、Intel AMTの設定も解説Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.