以上のように、気になる部分はちょくちょくあるものの、フォームファクター自体は同社の従来のバータイプの製品と共通ながら、本体幅をノートPCと合わせることで、それらと組み合わせて使いやすくしたモデルという評価になる。
具体的には、従来の12.6型モデル「LCD12HCV-IPSW」は1920×515ピクセルと、アスペクト比は約4:1(正確には37:10)なのに対して、本製品は2400×900ピクセルと、アスペクト比は約3:1(正確には24:9)と、スリムさを追求するのではなく、実用性を重視した比率になっている。解像度も高く、使い勝手はよりアップしている。
一方、従来のモデルと共通のデスクトップ用スタンドは、特に縦置き時には存在感がありすぎる。本製品の場合、どうしてもこのデスクトップ用スタンドを使わなくてはいけないわけではないので、致命的な問題とは言えないまでも、将来的にはスタンド自体を刷新してほしいと感じる。
なお本製品はパソコン工房 グッドウィルの専売モデルで、12カ月の保証期間が設定されている。実売価格は1万8980円と2万円の大台を割っており、バータイプの補助ディスプレイでPC環境のさらなる快適化を図りたいユーザーには、コスパも含めておすすめできるモデルだ。
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