ノートPCとの組み合わせにピッタリ! 12.3型のバータイプディスプレイを試して分かったこと:モバイルディスプレイの道(1/3 ページ)

» 2025年08月16日 06時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]

 アイティプロテックの「UNI-12BAR/M」は、12.3型でバータイプのモバイルディスプレイだ。縦向きにしてメインディスプレイの脇に置いたり、横向きにしてキーボードとディスプレイの間に設置したりと、隙間スペースを有効活用することで、より多くの情報を表示できる製品だ。

 ユニットコム専売モデルであるこの製品について、メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。

アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ 12.3型のモバイルディスプレイ「UNI-12BAR/M」。ボディーサイズ(横置き時/スタンドなし)は約308(幅)×151(奥行き)×22(厚さ)mmだ

細長いバータイプのディスプレイ アスペクト比は約3:1

 まずは基本的な仕様をざっと押さえておこう。画面サイズは12.3型だが、アスペクト比は24:9と約3:1の細長いバー型で、横幅は30cmを超えるなどそこそこ大きい。画面解像度は2400×900ピクセルで、サイズを考えるとなかなかの高解像度だ。

 グレア調のIPSパネルを採用しており、視野角は150度と一般的なモバイルディスプレイによくみられる178度と比べるとやや狭い。リフレッシュレートは60Hzで、メーカーサイトには本稿執筆時点で記載がないが、マニュアルによると輝度は最大300ニト、コントラスト比は1500:1とされている。タッチ操作には対応しない。

 設置には、縦横どちらの置き方にも対応するデスクトップ用スタンドに加え、持ち運びにも適した両面テープ貼り付け式のクイックスタンドのいずれかを利用できる。さらに背面の75mmピッチのVESAマウントを用いて、別途用意したディスプレイアームなどに取り付けることも可能だ。

 ちなみに、このデスクトップ用スタンドは、せっかく縦横どちらにでも差し込める構造でありながら、事前にシューをネジ止めしなくてはならず、そのせいでカジュアルな縦横の組み換えを難しくしている。頻繁な組み換えには不向きであることは把握しておきたい。

アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ 付属のデスクトップ用スタンドを取り付けた状態。画面のアスペクト比は24:9だ
アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ 後方から見たところ。スタンドは高さ調節機能を備えていない
アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ 最も角度を手前に倒した状態。水平より下を向けられるのは、スタンドの構造ならではだ
アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ ほぼ真上を向けることも可能だ。自立できるバランス的にはこれがギリギリとなる
アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ 背面。スタンドを取り付けるレーンが中央だけでなく左側にもあり、縦置きに対応する
アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ レーンを取り囲むように75mmピッチのVESAマウントがある。左右にはスピーカーも内蔵している
アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ デスクトップ用スタンドへの取り付けにあたっては、まずシューをレーンにネジ止めする
アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ そこにスタンド本体を差し込む。フットプリントの大きいスタンドゆえ安定感はある
アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ これは縦置きで設置した状態。ネジ止めの工程があるため、頻繁な組み替えは難しい
アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ クイックスタンド。両面テープでディスプレイ本体に貼り付けて使用する
アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ 本体背面の左右両側に取り付けて使用する。左側はケーブルが干渉しやすい
アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ 取り付けた状態。持ち運ぶ時はスタンドを折りたためる。縦置き時の利用は強度的に不可能だ

 接続方式はUSB Type-Cの他、HDMI、さらには専用変換ケーブルを経由してのVGA(アナログRGB)接続にも対応している。イヤフォンジャックも備え、スピーカーも搭載(2W×2)するなど、音声出力系は充実している。ただし、スピーカーは縦置きにすると上下に2基並ぶことになるので注意したい。

 重量はスタンドなしの実測で407g、クイックスタンドを取り付けた状態で420gだった。10〜11型クラスのワイドサイズのタブレットが500g前後であることを考えると、少なくとも極端に重いわけではない。ちなみにデスクトップ用スタンド込みだと617gになるが、この組み合わせで持ち運ぶことはあまりないだろう。

 付属品は、これらデスクトップ用スタンドやクイックスタンドに加えて、各方式に対応した接続ケーブル、さらに給電アダプター(USB Type-Cケーブルじか付け)が付属する。保護ケースやポーチ類は付属しない。

アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ 側面。USB Type-Cポートは2基あり、片方は電源供給用だ。この他にHDMI、VGA(microB)、イヤフォンジャックを備える。VGAの接続には後述の変換ケーブルを用いる
アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ 反対側にはOSDメニュー操作用のボタンが並ぶ
アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ 重量はクイックスタンドを取り付けた状態で実測420gと、持ち運びにも十分対応できる
アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ 付属品。ケーブル3種と給電アダプター、クイックスタンドが用意される。ポーチ類はない
アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ VGA接続を行う場合は、この専用ケーブルを背面のmicroBポートにつなぐ
アイティプロテック UNI-12BAR/M 12.3型 バータイプ モバイルディスプレイ 給電アダプターはUSB Type-Cケーブルがじか付けタイプだ。出力は12W(5V/2.4A)と低めである
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