うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、8月10日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
AIスタートアップ企業のPerplexity AIが、Googleの親会社であるAlphabetに対して、Chromeブラウザの買収提案を行ったと複数の海外メディアが報じている。買収の提案額は345億ドル(約5兆1000億円)で、自社の評価額をはるかに超える金額だという。
Reutersの報道によると、買収提案が成立した場合、PerplexityはChromiumをオープンソースとして維持し、2年間で30億ドル以上を投資する。また、Chromeのデフォルト検索エンジンには変更を加えないことを契約書に記載しているという。
米司法省は2024年、Chromeが検索市場を独占しているとの判断を示し、Chromeの売却を含めた何らかの対策に関する判決を8月中にも下すとみられている。今のところ、Perplexityの提案に対してAlphabetは興味を示していないとされており、この提案そのものがPR目的だとする見方もある。
xAIは8月11日、「Grok 4」を全ユーザーに無償公開したと発表した。Grok 4は7月にリリースされた同社の最新AIモデルで、イーロン・マスク氏は「世界で最も強力なAIモデル」とアピールしていた。
これまで、Grok 4を利用できるのは、XではXプレミアムプラス(月額5003円)、Grok単体ではSuperGrokプラン(月額30ドル)および新設されたSuperGrok Heavyプラン(月額300ドル)の契約が必要だった。
Grokアプリでは、「オート」モードを選択すると、簡単なクエリにはGrok 3、より複雑なクエリではGrok 4を使用する。「上級者(エキスパート)」モードを選択すると常にGrok 4を使用する。
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