NVIDIAとIntelは9月18日(米国太平洋夏時間)、データセンターおよびクライアントデバイス(PC)向けのプロセッサ製品を複数世代に渡り共同開発することを発表した。本件について、9月19日午前2時(日本時間)から共同記者会見が行われる。
両社はNVIDIAのインターコネクト技術「NVLink」を活用して相互の技術を“接続”することを重点に置いて共同開発を行うという。
データセンター向けには、IntelがNVIDIA向けにカスタムしたx86 CPUを開発し、NVIDIAが販売するAIインフラストラクチャー向けに供給するという。一方、PC向けにはIntelがNVIDIAのRTX GPUチップレットを統合したx86 SoC(System on a Chip)を開発するとのことだ。ただし、具体的な製品計画は現時点で不明だ。
今回の取り組みに伴い、NVIDIAはIntelの普通株式を50億ドル(約7370億円)で購入する。購入価格は1株当たり23.28ドル(約3400円)だ。
かつて、Intelはモバイル向け第8世代Core Hプロセッサ(開発コード名:Kaby Lake-H)にAMDの「Radeon RX Vega M Graphics」を統合した「Core processor with Radeon RX Vega M Graphics」をリリースしたことがある。今回の合意で、これと似たようなCPUが出てくるのだろうか……?
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