「Apple 銀座」が2003年にオープンした地に帰還! 22年間で何が変わって何が変わらなかったのか(2/2 ページ)

» 2025年09月25日 06時00分 公開
[林信行ITmedia]
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4階建て各フロアの機能的な配置

 Apple 銀座店内の4つのフロアは、次のような構成だ。

1階:iPhone/アクセサリー体験フロア

 最新のiPhone 17シリーズ、iPhone Air、iPhone 17 Pro/iPhone 17 Pro Maxを実際に手に取って比較体験できる。各種アクセサリーも豊富に展示し、製品選びから購入まで一貫してサポートする。

Apple Store 銀座 直営店 サヱグサビル リニューアル オープン 隈研吾 建築 1階の展示風景

2階:Apple Watch/iPad/ピックアップエリア/AirPods/Mac

 Apple Watch Series 11/Apple Watch Ultra 3/Apple Watch SE 3の体験やカスタマイズが可能なフロア。バンドの組み合わせを自由に試せる充実した展示がなされており、iPadの全ラインアップも体験できる。新モデルの完全ワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro 3」も試すことが可能だ

 またオンラインで注文した商品の受け取り専用カウンターも東京では初めて設置した。日本ではApple 梅田が初めて採用し、現在では「Apple 心斎橋」にもある。

 専用スタッフが常駐するカウンターで、すぐ後ろには注文が入ると商品が格納される専用キャビネットが用意されている。これまでのように倉庫などに取りに行く必要がなく、スムーズな商品引渡しを実現する。

3階:Mac/Apple Vision Pro/Mac/Today at Apple

 Macの全モデルを体験できる他、「Apple Vision Pro」の1対1デモセッション用コーナーも用意されている。AppleとCarl Zeissが共同開発したメガネの度を調べる機械も見ものだ。

 新たに空間ギャラリーで提供が始まったNumber_iのスペシャルコンテンツもここで体験できる。「Today at Apple」の各種セッションも3階で開催され、クリエイティブスキル向上の場として機能する。

4階:Genius Bar/技術サポート

 専門スタッフによる無料技術サポートを提供する「Genius Bar」がある。製品の修理やデータ移行、セットアップサポートまで、包括的なアフターサービスを展開している。

Number_iとの特別コラボレーションも実施

 リニューアルオープンを記念した目玉企画が、人気3人組グループ「Number_i」とのコラボレーションだ。楽曲「未確認領域」を題材とした特別なToday at Appleスポットライトセッション「空間体験の中に飛び込もう」を開催している。

Apple Store 銀座 直営店 サヱグサビル リニューアル オープン 隈研吾 建築 Number_iとのコラボ企画が目をひく(提供:Apple)

 このセッションでは、空間オーディオと空間ビデオの魅力を、Number_i自身による解説映像と共に体験できる。メンバーの平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太さんが語る空間オーディオの臨場感は、従来の音楽体験を大きく超越しているという。

 未確認領域の空間オーディオミックスでは、冒頭のシャウトが徐々に近づいてくる感覚や、多彩なサウンドが空間全体を包み込む体験が可能だ。ダイナミックヘッドトラッキング機能により、まるでステージでNumber_iが歌っているような臨場感を実現している。

 セッションは9月26日から2週間、Apple 銀座限定で提供される。10月11日以降は全国のApple Storeでも展開される予定だ。

9月26日午前10時、新たな歴史の始まり

 約230名のスタッフが働く新生Apple 銀座は、9月26日午前10時に開業する。オープン時の特典として、以下のようなアイテムが用意されている。

記念品/限定アイテム

  • リニューアルオープン記念トートバッグを来店者全員にプレゼント(数量限定)
  • Apple 銀座限定スペシャルエディション「Apple Gift Card」(期間限定販売)
  • オリジナル壁紙の無料ダウンロード
  • Apple Music 銀座プレイリスト「銀座で物語を音楽とともに
  • 水引を描ける期間限定デジタルコンテンツ(QRコード経由でアクセス)
Apple Store 銀座 直営店 サヱグサビル リニューアル オープン 隈研吾 建築 26日のリニューアルオープン初日に数量限定で配布されるトートバッグとバッジ。よくある組み合わせだが、今回のセットはトートバッグのロゴだけでなく、その箱までも光沢を放つ箔押し加工がされている。さらに細かいこと、にマグネットピンバッジが納められた紙のケースにも目立たないがApple 銀座のスペシャルロゴがデボス加工されている(型押しされ、へこんでうっすらと見える)

 2025年は1月26日の「Ginza Sony Park」開業に始まり、7月11日には「ティファニー銀座」、9月19日には「カルティエ 銀座4丁目ブティック」と大型路面店の開業が続いている銀座エリアだが、銀座中央通りに度々長い行列を作ってきたApple 銀座のリニューアルオープンが、日本を代表するショッピングエリアをさらに活気付けてくれることを期待したい。

Apple Store 銀座 直営店 サヱグサビル リニューアル オープン 隈研吾 建築 かつては1000人を超える行列も生まれたが、今回はどれほど行列ができるのだろうか
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