林田さんは、現在開発中で「年内発売予定」という製品も披露した。これは、1日目のリポートで紹介したミニタワー直営店限定モデルで、ケースのフロントと側面が、すりガラスから透明ガラスへとボタン1つで切り替わるピラーレスケースモデルだ。
この仕組みに、たこまる氏は「自分1人でいるときはめでたいけど、友だちが来たときには隠したい、そんな推しキャラを入れておいたり、隠し金庫としても使えそう」と感嘆し、林田さんを笑わせていた。
その他、ゲーミングノートPC「NEXTGEAR J6」シリーズは、ケースデザインを一新して11月に販売開始を予定している。
これまでも、NEXTGEAR J6シリーズのホワイトモデルはあったが、キーボードと底面にブラックモデルと共通の黒い部品が使われていた。それを(ディスプレイのフレームを除き)オールホワイトへと変更した。林田さんは「持ったときに底面も見せたいというニーズに応えた」と語る。
他にもカーソルキーを押しづらいという声を受け、一段分手前に移動させることで誤入力を防いだ。
熱処理については、冷却ファンとCPUをグリスで接着する仕様からフェイズチェンジシートを採用した。「ゲル状になって体温を吸収するネックリングと同じような素材なので、CPUの発する熱で冷却シートが密着して熱を奪う」と解説してくれた。
CPUにはRyzen 7 H255(8コア16スレッド)、グラフィックスはGeForce RTX 5050 Laptop GPUまたはGeForce RTX 5060 Laptop GPUを採用する。「こちらのCPUはグラフィックス機能を持ったAPUで、APU内蔵GPUと通常のGPUを作業内容によって切り替えられるので、バッテリー持ちも良くなっている」とスライドにない情報を林田さんが教えてくれた。
最後に、たこまるさんとのコラボゲーミングPCの発表も行われた。モデルは「NEXTGEAR JG-A7A7X」で、CPUにRyzen 7 9800X3D(8コア16スレッド)を、GPUにRADEON RX 9070 XTを搭載し、メモリは32GB、ストレージは1TB SSDという構成だ。
たこまるさんは「コラボモデルなのに、マウスコンピューターで組んだものよりお安くなっている」と価格を見て驚いていた。この構成で31万4800円である。
さらに「NEXTGEAR 新ケース販売記念キャンペーン」の1万1000円オフクーポンも利用できる。
「これまで、ノートPCしか使ってこなかった人は、デスクトップPCを初めて購入するときに何が必要なのか分からないことが多い」とたこまるさんは言う。「でも、マウスコンピューターの公式サイトでPCを選ぶと、キーボードはどうですか、ディスプレイはどうですか、LANケーブルはどうですかと提案してくれる。必要なものを全部そろえられるのがありがたい」と語った。
「1万1000円オフクーポンで浮いた分で、ゲーミングマウスを購入するのもいいと思う」(たこまるさん)
トークセッションの最後に、感想を聞かれたまざー3さんは「開発者の熱意と愛が、そのまま製品へ形となって表れているんだなというのが伝わってきた」と述べ、たこまるさんは「冷却性能や拡張性の高いフルタワーケースを出すなど、ユーザーのニーズに応えている製品作りをしているので、今後も楽しみだ」と述べてから「ネットでPCは買えるけど、東京ゲームショウでは実物を見られる。ぜひ、ブースを訪れて、本物に触れてほしい」とアピールして締めくくっていた。
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