天空が国内代理店を務める中国GPD Technologyのブースでは、9月25日に海外クラウドファンディングサイトIndiegogoでキャンペーンを開始したポータブルゲーミングPC「GPD WIN 5」を披露していた。
本機は、ディスプレイの両側にゲームコントローラーを取り付けた、いわばプレイステーション・ポータブルタイプのポータブルゲーミングPCだが、バッテリーを内蔵していない。
自宅ではAC電源と接続し、外出時や電源が近くにない場所では着脱式の専用バッテリーを取り付けて使用する。
担当者によれば、「ポータブルゲーミングPCを含む小型PCでは、まれにバッテリーが膨らむといった課題が生じていた。修理のために数日使えないのは不便なので、普段は本体へバイパス給電でゲームを楽しみ、必要なときにだけバッテリーを取り付けられるようにした」とのことだ。
バッテリーは背面にあるポゴピンで接続となるので、ケーブルに煩わされることはない。
今のところ、専用バッテリーパックの別売は決まっていないとのことだが、予備を購入できるようオプションでの提供を期待したい。
その他、コントローラーを専用プレートで隠してビジネス利用もできるポータブルPC「GPD WIN Max 2 2025」や、非常にコンパクトな「GPD WIN Mini 2025」のブラックモデルとホワイトモデルも展示していた。
AYANEOブースでは、安価でコンパクトなAndroidゲーム機「AYANEO Pocket AIR Mini」を展示していた。
AYANEO Pocket AIR Miniは、1280×960ピクセル表示に対応した4.2型ディスプレイを搭載し、リフレッシュレート最大60Hz、輝度は最大500ニトに対応するレトロゲームを楽しむためのAndroidゲーム機だ。
SoCにMediaTekのHelio G90Tを、メモリとストレージはモデルにより2GB/32GBと3GB/64GBを採用する。microSDメモリーカードスロットもあるので、データ容量の増加にも対応している。
その他、AYANEOのサブブランドから「KONKR Pocket FIT」、ジョイスティックやABXYボタンなど操作部のみをモジュール化して自由に取り替えられるポータブルゲーミングPC「AYANEO 3」、2画面Androidゲーム機「AYANEO Pocket DS」、2画面ポータブルゲーミングPC「AYANEO FLIP 1S DS」などの実機も展示していた。
レトロゲーム愛好家から、出先でも本格的にPCゲームを楽しみたい人まで、さまざまな層のニーズにかなうモデルの多いブースであった。
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