「AirPods Pro 3」のヒアリング補助機能で衝撃 ついに日本語のライブ翻訳も(1/2 ページ)

» 2025年11月06日 12時00分 公開
[山本竜也,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 Appleの最新ワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro 3」は、前モデルの「AirPods Pro(第2世代)」(AirPods Pro 2)が2022年発売だったことを考えると、実に3年ぶりのモデルチェンジとなる。前世代から引き続きアクティブノイズキャンセリング(ANC)やヒアリング補助機能に対応しつつ、新たに心拍測定やライブ翻訳に対応したのが特徴だ。

 筆者はAirPods Pro 2を使用していなかったため、前モデルとの使用感の違いを直接比較することはできないが、一般的なイヤフォンとしての使い勝手や心拍測定機能などを実際に試してみたので、その内容を詳しく紹介していこう。

Apple 完全ワイヤレスイヤフォン 最新モデル AirPods Pro 3 ノイキャン 翻訳 Appleの完全ワイヤレスイヤフォンの最新モデル「AirPods Pro 3」。直販価格は3万9800円だ

外観と装着感

 外観は従来モデルと大きく変わらず、一目で「AirPods」と分かるデザインを継承している。ただし細部には改良が加えられ、充電ケースはやや大型化しつつも軽量化を実現した。イヤフォン本体も形状がわずかに変更されているが、特徴的なスティック状デザインは健在だ。重量はわずかに増えた(片耳で約5.55g)ものの、実使用では気にならないレベルだ。

Apple 完全ワイヤレスイヤフォン 最新モデル AirPods Pro 3 ノイキャン 翻訳 イヤフォンの形状は微妙に変わっているが、一目でAirPodsだと分かるデザインだ

 イヤーチップの装着位置を内側に回転させる設計変更により、装着感が大幅に向上した。AirPods Pro 2との直接比較はできないが、初代AirPodsと比較すると、より深く耳にフィットする印象で、安定感が格段に増している印象だ。

Apple 完全ワイヤレスイヤフォン 最新モデル AirPods Pro 3 ノイキャン 翻訳 イヤーチップの位置が、中央からやや内側よりになっている
Apple 完全ワイヤレスイヤフォン 最新モデル AirPods Pro 3 ノイキャン 翻訳 装着感は良好だ。初代のAirPods Proよりも、より深く収まっている印象を受ける

 イヤーチップはXXS/XS/S/M/Lの5サイズが付属しており、Mサイズが標準で装着済みとなっている。

Apple 完全ワイヤレスイヤフォン 最新モデル AirPods Pro 3 ノイキャン 翻訳 付属品一式。イヤーチップはMサイズが装着済みで、XXS/XS/S/Lが付属する

新たに心拍センサーを搭載

 AirPods Pro 3の注目機能の1つが、心拍センサーの内蔵だ。イヤフォンへの心拍数センサー搭載は決して目新しいものではなく、例えば2017年に発売されたSamsungの「Galaxy Gear IconX」や、2020年に発売された「Amazfit PowerBuds」にも同様の機能が搭載されていた。

 最近では搭載製品を見かけなくなってきたが、これはスマートウォッチやフィットネストラッカーの普及により、イヤフォンでの計測ニーズが相対的に低下したことが理由かもしれない。

Apple 完全ワイヤレスイヤフォン 最新モデル AirPods Pro 3 ノイキャン 翻訳 イヤフォンの内側にあるのが心拍数センサー。不可視光を毎秒256回放つLEDと、加速度センサーの情報を統合して正確なデータを提供するとしている

 AirPods Pro 3では装着中の心拍数を計測できるが、常時計測ではなくワークアウト中の心拍数測定を目的としている。ランニングやウォーキングであれば、「Apple Watch」などのスマートウォッチで計測した方がより詳細なデータを取得できる。

 しかし、ジムでの筋力トレーニングの場合、リストラップやパワーグリップを使用することも多く、スマートウォッチは邪魔になることがある。その点、イヤフォンでの計測は非常に実用的だ。

 防じん性能と耐汗耐水性能は従来のIP54からIP57に向上しており、より激しい運動時の汗にも強くなっている。

Apple 完全ワイヤレスイヤフォン 最新モデル AirPods Pro 3 ノイキャン 翻訳 フィットネスアプリでワークアウトを開始する必要があるが、ワークアウト中は心拍数を確認可能だ

ライブ翻訳 日本語対応はiOS 26.1からスタート

 AirPods Pro 3では、ライブ翻訳機能が利用可能となった。この機能はAirPods Pro 3だけでなく、AirPods Pro 2やANC搭載AirPods 4などでも利用できる。ただし、iPhone側のApple Intelligenceを使用するため、利用にはiPhone 15 Pro以降とのペアリングが必須条件となっている。

 AirPodsを使用したライブ翻訳機能は、単にiPhoneで再生している音声を翻訳するのではなく、対面で会話している相手の言葉をリアルタイムで翻訳してくれるという機能だ。事前に言語を設定しておく必要はあるものの、翻訳された言葉を即座にイヤフォンで聞くことができる。相手もAirPods Pro 3を使用していれば、異なる言語間でもスムーズな会話が成立する。

 iPhoneの画面には、相手の発言とその翻訳内容、さらに自分の発言も相手の言語に翻訳されて表示される。この画面を見せながらコミュニケーションをとることも可能で、旅行先やビジネスシーンでの活用が期待できそうだ。

Apple 完全ワイヤレスイヤフォン 最新モデル AirPods Pro 3 ノイキャン 翻訳 ライブ翻訳はiOSのアップデートで日本語にも対応した。試しにフランス語の動画をPCで再生して使ってみたところ、ワンテンポ遅れるが問題なく英語に翻訳してくれた。翻訳内容はアプリ上からも確認できる

 非常に便利な機能で、本稿執筆時点で日本語は未対応だったが、11月4日のiOSアップデート(iOS 26.1)で日本語/イタリア語/韓国語/中国語(簡体字)が追加された。現在は英語/フランス語/ドイツ語/ポルトガル語/スペイン語を含めた各種言語で利用可能だ。

Apple 完全ワイヤレスイヤフォン 最新モデル AirPods Pro 3 ノイキャン 翻訳 iOS 26.1を適用することで、日本語でもライブ翻訳が利用できるようになる。
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月26日 更新
  1. 実売3万9800円でノートPCを3画面化! ソースネクストのデュアル拡張ディスプレイ「DGP-DMD1401」を試す (2026年09月25日)
  2. AndroidとChromeOSが融合した次世代PC「Googlebook」の実機を見てきた ――AI統合で何が変わるのか? (2026年09月25日)
  3. 新型「Mac mini」「Mac Studio」徹底レビュー! ローカルAIはついに“実用域”へ エージェントAIに事務仕事を任せて分かった驚異の進化 (2026年09月22日)
  4. なぜ競技用ゲーミングPCは光らない? HPSC久木留所長とマウス軣社長が語るアスリート支援の未来 (2026年09月24日)
  5. 「これはわれわれにとってのTGSだ」 ロジクールGが年に一度の旗艦イベント「Logicool G PLAY Tokyo 2026」を開催 熱気あふれる会場を現地レポート (2026年09月25日)
  6. ロジクールGの新型マウス「PRO X3 SUPERSTRIKE」や8K対応キーボード「PRO X2 RAPID」を見てきた (2026年09月24日)
  7. 12インチ「Surface Pro」と13インチ「Surface Laptop」に個人向けの第2世代が登場 Snapdragon X2 Plus搭載でメモリは最大24GBに (2026年09月24日)
  8. 天空がCore Ultra 5を搭載した10.51型2in1ノート「TENKU Note Pro AI」を発売 (2026年09月24日)
  9. “Vision Pro級”のMR体験が約100gの軽量グラスで? 最新の「Meta VR Glasses」を試して分かった圧倒的な快適性 (2026年09月25日)
  10. “AIスマホ”としての個性がより鮮明に 望遠カメラ刷新&AI処理が飛躍した「Pixel 11 Pro」 の実力とベンチマーク結果を検証 (2026年09月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー