改めて考える単眼カメラとモノラルスピーカー それでも「iPhone Air」を推したくなる理由(2/3 ページ)

» 2026年02月09日 12時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

カメラは単眼という割り切り

 ボディーの薄さを実現するために犠牲になった部分の1つが、背面カメラだ。最近のスマホは2眼や3眼構成が当たり前になっているが、iPhone Airは48MP Fusionカメラのみとなっている。

Apple 新型 スマートフォン iPhone Air スリム 軽量 1眼 A19 Pro 軽量 MagSafe カメラは48MP Fusionカメラのみ備える

 等倍切り出しで2倍ズーム、デジタルズームで最大10倍までは撮影できるが、超広角がないため、風景などで広い範囲を撮りたいと思ったときには物足りなさを感じる。また、他モデルでは超広角カメラが担っているマクロ撮影にも非対応だ。

 とはいえ、筆者の使い方を振り返ってみると、日常的に使うのはメインカメラがほとんどで、超広角を使う機会は限られている。日常のスナップ写真やSNSにアップする目的であれば、48MPのメインカメラで十分な性能を発揮してくれる。

 また、iPhoneらしい自然な色合いの写真は健在だ。 カメラにこだわりがある人には物足りないかもしれないが、一般的な用途であれば大きな問題にはならないだろう。

Apple 新型 スマートフォン iPhone Air スリム 軽量 1眼 A19 Pro 軽量 MagSafe 1倍で撮影(ぼかし処理はPhotoshopで実施)
Apple 新型 スマートフォン iPhone Air スリム 軽量 1眼 A19 Pro 軽量 MagSafe 1倍で撮影(ぼかし処理はPhotoshopで実施)
Apple 新型 スマートフォン iPhone Air スリム 軽量 1眼 A19 Pro 軽量 MagSafe 2倍で撮影
Apple 新型 スマートフォン iPhone Air スリム 軽量 1眼 A19 Pro 軽量 MagSafe 2倍で撮影。マクロがないといっても、これくらいの接写は問題なく行える

 ちなみに、フロントカメラは他のiPhone 17シリーズと共通で、18MPセンターフレームカメラを備える。センサーサイズが正方形になったので、縦持ちのまま横向きの写真も撮影できるようになったのが特徴だ。また、横に構えると遠く感じるカメラコントロールも、縦持ちだと自然と指がかかる位置になり使いやすい。

バッテリー持ちは? 1日使うには十分

 ボディーの薄さのために、もう1つ犠牲になっているのがバッテリー容量だ。Appleは搭載しているバッテリー容量を公表していないが、ビデオの再生時間での比較では、iPhone Airが最大27時間なのに対し、サイズが小さいiPhone 17でも最大30時間となっている。

 ただ、最大27時間は前モデルのPro(iPhone 16 Pro)に匹敵する動作時間を維持している。動画の連続再生という測定方法なので実使用では変わってくるが、1日は十分に持つバッテリー性能と言っていいだろう。

Apple 新型 スマートフォン iPhone Air スリム 軽量 1眼 A19 Pro 軽量 MagSafe 動画再生時間はiPhone 16 Proと同等で、iPhone 16よりも長い

 なお、Appleもバッテリーへの不満を想定していたのか、iPhone Air専用のMagSafeバッテリー(1万5800円)を用意している。

Apple 新型 スマートフォン iPhone Air スリム 軽量 1眼 A19 Pro 軽量 MagSafe iPhone Air専用のMagSafeバッテリーが用意されている。カラバリは1色のみだ

 これを利用すれば最大40時間の動画再生となるが、iPhone Airの薄さや軽さといった部分は犠牲になる。モバイルバッテリーとして必要な時に装着するのは問題ないが、常に装着しっぱなしという使い方をするくらいなら、iPhone 17やiPhone 17 Proの購入を検討した方がいいだろう。

Apple 新型 スマートフォン iPhone Air スリム 軽量 1眼 A19 Pro 軽量 MagSafe 「iPhone Air MagSafeバッテリー」を装着した状態の重量は実測で290gだった
Apple 新型 スマートフォン iPhone Air スリム 軽量 1眼 A19 Pro 軽量 MagSafe MagSafeバッテリーを取り付けると、iPhone 17 Pro(左)よりも厚くなる
Apple 新型 スマートフォン iPhone Air スリム 軽量 1眼 A19 Pro 軽量 MagSafe なお、MagSafeバッテリーはiPhone Airに最適化されており、他のモデルには装着できない(カメラ部分が干渉する)

 試しに、ゲームアプリの「デュエットナイトアビス」を1時間ほどプレイしてみたところ、バッテリーを15%ほど消費した。外でゲームをプレイしているという人は、何かしらのモバイルバッテリーがあった方が安心だ。

Apple 新型 スマートフォン iPhone Air スリム 軽量 1眼 A19 Pro 軽量 MagSafe グラフィックス設定は初期値で「Extreme」となっていた。ゲームパフォーマンスはとても高い

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月13日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. 手のひらサイズの小型PCがお得に! GEEKOMが「冬セール」を開催中 (2026年02月12日)
  3. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  4. カラー電子ペーパーで好きな画像を飾れる「SwitchBot AIアートキャンバス」が楽しい 13.3型の迫力と魅力 (2026年02月13日)
  5. キンタロー。も驚くほぼ「入力ゼロ」の“次世代”確定申告 2026年の弥生は3つのAI活用とデスクトップ製品強化を両輪に (2026年02月12日)
  6. PC値上げの波はVAIOにも? 糸岡社長が明かす「マウスエフェクト」への対応とブランド価値の向上 (2026年02月13日)
  7. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  8. アイ・オー、拡張ドック機能を備えたType-C接続対応の27型4K液晶ディスプレイ (2026年02月12日)
  9. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  10. 「雲」から降りてきたAIは「パーソナル」な存在になれるのか――開催から1カ月経過した「CES 2026」を振り返る (2026年02月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年