iPhone Airは、モノラルスピーカーだという点にも注意した方がいい。正直なところ、15万円を超えるスマートフォンの音としては、かなり物足りなさを感じる。動画を見たり音楽を聞いたりする際に、ステレオスピーカーとの差は明確だ。
ただし、これもまた使い方次第だろう。筆者の場合は四六時中イヤフォンを装着しており、スマートフォンのスピーカーで直接聞く機会はほぼない。動画を見たりゲームをしたりする場合にも、イヤフォンを使っている人は多いのではないだろうか。そういった使い方であれば、スピーカーがモノラルであることは大きな問題にはならない。
専用の「iPhone Airバンパー」(6480円)も借りたので紹介しておこう。ケースと言っていいのか分からないが、iPhone Airの薄さを損なわず、かつ落下時に側面をしっかりと保護する目的のものだ。ボタン類も覆ってしまうが、カメラコントロールにも導電層が重ねられており、装着状態でも問題なく利用できる。また、ストラップホールが2カ所開いており、別売りの「クロスボディストラップ」(9980円)も装着できる。
ただ、見た目が少々野暮ったくなるのは難点だろう。iPhone Airのきれいな外観を生かしたいなら、別のケースを選んだ方が良さそうだ。
短い時間ではあるものの、iPhone Airを使ってみた印象としては、普段使いする上では問題なく利用できるデバイスだと感じた。大画面で軽量なスマートフォンが欲しいという人にはぴったりだろう。
カメラが単眼でモノラルスピーカー、バッテリーも控えめと、スペック表だけを見ると確かに不安になる要素が並んでいる。しかし実際に使ってみると、これらの「欠点」は思ったほど気にならない。むしろ、薄さと軽さがもたらす快適さの方が、日常使いにおいては大きな価値を持つ。
最近は実機を手に取って見比べるよりも、ネットで購入してしまうという人も多い。特にiPhoneを購入するユーザー層は、そういう傾向が強いのではないかと思う。そうなると、スペック上の数字だけで判断され、iPhone Airが選ばれにくくなるのかもしれない。iPhone Airが不人気だと言われる要因の1つには、そういったこともありそうだ。
ただ、iPhone 17シリーズに関しては、ベースモデルのiPhone 17の出来が良く、3万円高いiPhone Airを選びにくいというのも事実だ。大画面と薄型軽量という特徴に3万円分の価値を見出せるかどうか。もし購入を悩んでいる人は、ぜひ実機を手に取ってから検討してほしい。その薄さと軽さは、数字では伝わらない魅力を持っているはずだ。
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