SUPERSTRIKEの外観は「PRO X SUPERLIGHT 2」(以下SUPERLIGHT 2)のシンプルなデザインを踏襲している。
くびれのあるオーソドックスな左右対称の形状で、ボタン数は5個、カラーバリエーションはなく、コントラストの強さが印象的なマットな白と黒のツートンカラーのみで展開される。重量は約61g(実測で61.3g)、SUPERLIGHT 2の約60g(実測で58.2g)とほぼ同等だ。バッテリー寿命は連続動作時で約90時間と、こちらはSUPERLIGHT 2の約95時間からやや短くなっている。
なお、PRO X2 SUPERSTRIKEのボディーサイズは約63.5(幅)×125(奥行き)×40(高さ) mmだ。
センサーにはSUPERLIGHT 2と同じくHERO 2を搭載する。最大4万4000DPI、最大速度888IPS、最大加速88Gというスペックも変わらない。LIGHTSPEEDワイヤレステクノロジーに対応しており、無線接続時のレポートレートは最大8000Hzだ。
加えて、有線接続(最大レポートレート1000Hz)にも対応している。理論上は無線の方が高いが、有線接続は電波環境の影響を受けない確実な通信経路を確保できるという利点がある。
底面にはLIGHTSPEEDワイヤレスレシーバーを収納するスペースがある。PTFEフィートが貼られた交換用開口ドアが付属するが、別売のPOWERPLAY 2コアモジュールに差し替えればワイヤレス充電システムも利用できる。
SUPERLIGHT 2との大きな違いは、有線接続とスイッチの変更だ。SUPERLIGHT 2では光学式スイッチのスピードと信頼性に、機械式の低消費電力とクリック感を組み合わせたハイブリッドスイッチ技術「LIGHTFORCE」が採用されていたが、SUPERSTRIKEではハプティック機能を活用した新技術、ハプティック誘導トリガーシステム(HITS)が採用されている。
日本ではあまりHITSの詳細は語られていないが、親会社のLogitechはより詳細な技術情報を公開しているので、そちらを参考に解説しよう。
ボタンの押下量の検出に使用されている技術は磁気を用いたものではあるが、磁気式キースイッチとは仕組みが異なる。磁気式キースイッチの場合はホール効果を用いており、ステムに付けられた磁石が動くことで変化する磁場の強さそのものを読み取っている。
一方、HITSで採用されているものは磁気誘導式であり、コイルの磁場をボタン側に付けられた金属片(トリガープレート)が動くことで変化した量を読み取る方式だ。磁気式と比べて軽量、磁場の影響を受けづらい、短ストロークでも検出できるなど、磁気誘導式はマウスに適した方式と言えそうだ。
HITSによって実現された機能は、主に以下の4点になる。
クリック入力速度は従来比で最大30ミリ秒高速とうたわれている。人間の視覚反応時間は平均120〜250ミリ秒と言われており、プロゲーマーの場合は10〜25ミリ秒の遅延を体感できるとされる。
30ミリ秒は、単純換算すると144Hzディスプレイでは約4フレーム、240Hzでは約7フレームに相当する。実際のゲームではGPU負荷や描画タイミングによって変動するものの、ハイレベルなプレイでは大きな違いとして現れるだろう。
後の3つについてはカスタマイズツールと合わせて見ていこう。
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