最後に紹介する「ThinkBook Plus Gen 7 Auto Twist」は、タブレットに変身できる機構を持つ、いわゆる「2in1ノートPC」だ。ヒンジ部分が電動し、クラムシェルスタイルからタブレットスタイルまでの変形を自動で行うことが特徴だ。
このモデルは、今回紹介する中では唯一製品として登場するものだ。「IFA 2024」に合わせて披露したコンセプトモデル「Lenovo Auto Twist AI PC」が好評だったことから、製品化が決まったのだという。北米では6月頃の発売を予定しており、最小構成価格は1500ドル(約23万1200円)以上となる見込みだ。
Lenovoはこうした「面白い2in1ノートPC」を作るのが得意で、2023年には有機ELパネルとE ink画面を表と裏に備えた「ThinkBook Twist」というモデルも発売したことがある。この時のヒンジは電動ではなく手動だったが、ツイストタイプの回転機構を備えるという発想は同じだった。
今回のThinkBook Plus Gen 7 Auto Twistは、ThinkBook Twistの「オモシロ遺伝子」を継ぐモデルということになる。
本製品の基本スペックは、以下の通り。
電動ヒンジは2軸仕様となっており、2万回以上の開け閉めに耐えられるという。ヒンジの回転角は画面開閉(チルト)方向に0〜180度、首振り(パン)方向に270度となっている回転角270度の振り分けだが、「左回転が180度/右回転が90度」となっている。好きなだけクルクルと回すことはできない(回転方向によって限界が存在する)ことに注意したい。
なお、手動でタブレットモードへ移行するには、画面を垂直に立ててから、左回転で180度“完全に”回し切ってからでないとできない。手動回転タイプと違って、その辺はカッチリしている。クラムシェルモードと、タブレットモードの往来は、電動で実践することが推奨されている。
電動ヒンジは、クラムシェルモードとタブレットモードの切り替えが主な用途だ。この切り替えは、音声コマンドや本体を叩くなどのジェスチャー動作で行える。
また、画面に内蔵されたWebカメラの映像から特定ユーザーの“顔”を探して認識し、そのユーザーをリアルタイム追跡するようヒンジを回転させて「常に画面を見せ続ける」といったギミックもある。これは「Meeting Assistant」と呼ばれる機能だ。
また、画面の前からユーザーが離れたことを自動認識して、電動ヒンジで画面を閉じる操作も行える。これは「Smart Security」という機能だ。
会場のデモンストレーションでは、Lenovo Qiraが起動すると、画面に大きな2つの目玉が現れ、まるで画面が顔のような感じで、対話相手を探す振る舞いをして、見つけると自然言語で“会話”ができるという様子が披露された。対話は英語以外の言語にも対応しており、Qiraにリアルタイム通訳的な振る舞いをさせる場面もあった。
ビデオ会議でのフェイストラッキングやクラムシェルモードとタブレットモードの移行のためだけに電動ヒンジを搭載するのは、一見すると無駄なようにも思える。しかし、ノートPCを「簡易ロボット」として使える体験が楽しめるのであれば、むしろ安いとすら思える(この辺の判断は人によって分かれそう)。これまた、カフェで使っていたら注目の的にはなりそうだ
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