続いて、本機の内部スペックを見ていこう。
まずCPUは、最新のIntel Core Ultra X7 358Hが採用されている。CES2026で正式発表されたCore Ultra(シリーズ3)であり、開発コード名「Panther Lake」のCPUだ。
CPUコアの構成は、Pコア4基/Eコア8基/LPEコア4基で計16スレッド対応となる。LPEコアを含む3種のコアで構成されている点では、Arrow LakeやCore Ultra 200H系に近いがコアの配分は異なる。CPUリソグラフィがIntel 18Aとなった点もポイントだ。
Core Ultra X7 358Hに統合されているGPUは、Intel Arc B390だ。Xe3世代のGPUコアを12基(最大数)搭載しており、「Core Ultra X」がXe3コア12基搭載の目印だ。同じPanther Lakeでも「X」が付かないモデルはXe3コアが4基となり、GPU名も「Intel Graphics」に変わる。後ほど3Dベンチマークによる性能検証結果も紹介するが、Panther Lakeと一般化するのではなく、Panther LakeのCore Ultra Xの値である点に注意したい。
NPUは第5世代となり、NPUピークTOPSは50TOPSとされ、数値上Core Ultra 200Vからわずかに向上している。これまでの報道によれば、性能というよりは効率化で改善された世代のようだ。
なお、現時点で3モデル用意されているCore Ultra X7/X9については、CPUとGPUのコア数が同じで、NPU性能が同じといった具合で、スペックシート上での違いはCPUコアの最大クロックくらいだ(細かなところで言えば、vProの対応も)。
ただし、Core Ultra X以外については、CPUコア数/GPUコア数/NPU性能などによって広範囲に仕様および性能が変わってくる。
本機が採用しているのメモリはLPDDR5Xで、容量は32GBだった。LPDDR5Xなので基板に実装され、ユーザー自身で容量の拡張はできないが、32GBあれば一般的なマルチタスク作業では十分に足りる。
本製品がターゲットとしているクリエイティブ用途というのも、32GBの範囲に収まるものだと思われる。本製品で4K長編動画を編集するというよりは、そこで用いる素材を加工する用途で、最終的な編集と出力は潤沢なメモリを搭載するワークステーションでといった具合だ。
なお、もう1つのAIについても、ある程度の規模までのLLMなら動作可能だ。
ストレージはM.2 NVMe SSDで、容量は1TBだ。CrystalDiskMarkでのシーケンシャルリードは毎秒6.4GB、同ライトは毎秒5.6GBといった転送速度で、PCI Express 4.0 x4接続だった。
Panther Lakeなので仕様上ではPCI Express 5.0に対応しており、スペックシートでもその点には触れられていたが、製品版での仕様はPCI Express 4.0 x4接続となるようだ。
Acer、Core Ultra(シリーズ3)搭載のAspire AIノートPCを発表 180度開閉と有機EL選択も可能に
Intelがモバイル向け「Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)」を正式発表 搭載製品は1月27日(米国太平洋時間)から順次出荷
「Core Ultra(シリーズ3)」はワッパ重視の“バッテリー寿命王”――Intelが激推しする背景から見える戦略
Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)の「Xe3 GPU」の改良点をさらに深掘り 今後の取り組みもチェック!
AMDが最大60TOPSのNPUを備える「Ryzen AI 400シリーズ」を発表 動作クロックを引き上げた「Ryzen 7 9850X3D」も追加Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.