最新Core Ultra X7 358Hの破壊力! 16型OLED搭載で内蔵GPUがディスクリート超え!? Copilot+ PC「Acer Swift 16 AI」レビュー(3/6 ページ)

» 2026年03月10日 12時00分 公開
[石川ひさよしITmedia]

最新のCore Ultra X7 358Hを採用 統合GPUやNPUも性能向上

 続いて、本機の内部スペックを見ていこう。

 まずCPUは、最新のIntel Core Ultra X7 358Hが採用されている。CES2026で正式発表されたCore Ultra(シリーズ3)であり、開発コード名「Panther Lake」のCPUだ。

 CPUコアの構成は、Pコア4基/Eコア8基/LPEコア4基で計16スレッド対応となる。LPEコアを含む3種のコアで構成されている点では、Arrow LakeやCore Ultra 200H系に近いがコアの配分は異なる。CPUリソグラフィがIntel 18Aとなった点もポイントだ。

Acer Swift 16 AI SF16-71T-H73Z/E 16型 Core Ultra Series 3 Intel B390 内蔵GPU CPU-Zの画面。Pコア4基、Eコア8基、LPEコア4基で構成されるCore Ultra X7 358Hだ

 Core Ultra X7 358Hに統合されているGPUは、Intel Arc B390だ。Xe3世代のGPUコアを12基(最大数)搭載しており、「Core Ultra X」がXe3コア12基搭載の目印だ。同じPanther Lakeでも「X」が付かないモデルはXe3コアが4基となり、GPU名も「Intel Graphics」に変わる。後ほど3Dベンチマークによる性能検証結果も紹介するが、Panther Lakeと一般化するのではなく、Panther LakeのCore Ultra Xの値である点に注意したい。

Acer Swift 16 AI SF16-71T-H73Z/E 16型 Core Ultra Series 3 Intel B390 内蔵GPU GPU-Zの画面。統合GPUはIntel Arc B390で、これまでの統合GPUよりも多い12基のGPUコアを備えている。GPU-Zがまだ本GPUに対応していないので空欄が多い

 NPUは第5世代となり、NPUピークTOPSは50TOPSとされ、数値上Core Ultra 200Vからわずかに向上している。これまでの報道によれば、性能というよりは効率化で改善された世代のようだ。

 なお、現時点で3モデル用意されているCore Ultra X7/X9については、CPUとGPUのコア数が同じで、NPU性能が同じといった具合で、スペックシート上での違いはCPUコアの最大クロックくらいだ(細かなところで言えば、vProの対応も)。

 ただし、Core Ultra X以外については、CPUコア数/GPUコア数/NPU性能などによって広範囲に仕様および性能が変わってくる。

 本機が採用しているのメモリはLPDDR5Xで、容量は32GBだった。LPDDR5Xなので基板に実装され、ユーザー自身で容量の拡張はできないが、32GBあれば一般的なマルチタスク作業では十分に足りる。

 本製品がターゲットとしているクリエイティブ用途というのも、32GBの範囲に収まるものだと思われる。本製品で4K長編動画を編集するというよりは、そこで用いる素材を加工する用途で、最終的な編集と出力は潤沢なメモリを搭載するワークステーションでといった具合だ。

 なお、もう1つのAIについても、ある程度の規模までのLLMなら動作可能だ。

Acer Swift 16 AI SF16-71T-H73Z/E 16型 Core Ultra Series 3 Intel B390 内蔵GPU メモリは32GB(LPDDR5X)となっている

 ストレージはM.2 NVMe SSDで、容量は1TBだ。CrystalDiskMarkでのシーケンシャルリードは毎秒6.4GB、同ライトは毎秒5.6GBといった転送速度で、PCI Express 4.0 x4接続だった。

 Panther Lakeなので仕様上ではPCI Express 5.0に対応しており、スペックシートでもその点には触れられていたが、製品版での仕様はPCI Express 4.0 x4接続となるようだ。

Acer Swift 16 AI SF16-71T-H73Z/E 16型 Core Ultra Series 3 Intel B390 内蔵GPU 評価機におけるCrystalDiskMarkのスコア

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