本製品はPCI Express 4.0 x4接続であり、SSD全体を見渡せばPCI Express 5.0世代の選択肢も増えた現在、シーケンシャルリード/ライトのベンチマークではそこまでインパクトがあるわけではない。
ベンチマークスコアではなく、ゲームプレイにおける実効性能を訴求するタイプの製品だ。実ゲームや実アプリではランダムアクセス性能が重要となる。ゲームの起動、アプリの起動においてスタンダードクラスのSSDよりも速かったのはこのあたりが効いていると見られる。
そして、キュー/スレッド数が大きい状況向けにチューニングされているふしがある製品だ。ストレージの価格が高騰している現在、ライトなゲーマー、対象のゲームのみシングルタスクで楽しむゲーマーの多くは高価なゲーミングSSDではなく比較的安いスタンダードクラスのSSDに一定数流れるものと思われる。
本製品を選ぶのは、こうした状況下でもゲーミング性能に妥協できないゲーマーだ。また、ゲームをしながら録画もする配信者、コミュニティー内で動画などをシェアするマルチプレイヤーといったマルチタスクなゲーマーなら、本製品の性能をさらに引き出せるだろう。
最後に実売価格を見ていくと、1TBモデルで5万4000円前後、今回試した2TBモデルで10万円前後、4TBモデルで19万8000円前後となっている。現状、ハイエンドモデルでは2TBで10万円超もあるため、同クラスで比較すれば飛び抜けて高いわけではない。
ゲームでの実効性能、低発熱かつMTBFも長い、製品保証が長い、データ復旧サービスが付くといった付加価値などもあるので、ここは総合的に判断したい。2TBモデルや4TBモデルが予算オーバーになるなら、ゲームライブラリーを整理するような運用面で工夫する前提で1TBモデルを選ぶのもありだ。
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