Samsung Electronics(サムスン電子)に続き、サンディスクからもPCI Express 5.0(PCIe 5.0)接続のM.2 SSDが登場した。かつては、PCIe 5.0対応のM.2 SSDを備えたマザーボードはハイエンドモデルに限られていたが、今ではミドルレンジ以降にも普及し、SSD自体の選択肢も広がりつつある。
そこで、今回はシステム用(Cドライブ)のSSDを「Samsung SSD 9100 PRO」に交換して分かったことをまとめてみよう。
今回使うSSDは、容量2TBのSamsung SSD 9100 PROだ。ヒートシンクなしモデルで、マザーボードにあらかじめ用意されたヒートシンクを使うことになる。
本製品の特徴は、何といってもそのスピードだ。最大連続読み出し速度が毎秒14GB超、連続書き込み速度も毎秒13GB以上と、PCIe 5.0 x4(4レーン)における理論上の上限値に迫る。
ここでは、CPUにCore Ultra 9 285K(24コア24スレッド)と64GBのメモリ(16GB×4/DDR5-5600)、マザーボードにASUS JAPANのTUF GAMING Z890-PRO WIFIを使ったシステムに組み込んで、テストを行ってみた。
SSDの換装にあたり、ここではOSを丸ごと新しいSSDに移行する方法を採用した。データ移行用のユーティリティーを使って、マザーボードにあるM.2 SSDスロットに新しいSSDを入れるのが手っ取り早いが、TUF GAMING Z890-PRO WIFIは背面にThunderbolt 4端子が2基あるので、ここに外付けSSDケースを接続してデータを移行した。
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