Wacom「Cintiq Pro」に迫る実力 27型4K/120Hzで約30万円のXPPen「Artist Pro 27(Gen 2)」でお絵描きして分かった魅力と妥協点ある日のペン・ボード・ガジェット(4/4 ページ)

» 2026年08月05日 12時00分 公開
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まとめ

 それではまとめていきましょう。

 Artist Pro 27(Gen 2)は、全ての面で最上位クラスを目指した液タブです。広色域や描き味に納得しやすいペン、美しいデザインなど、XPPenが以前から得意だった分野に加えて、27型の大画面と4K 120Hzの表示性能、完成度の高まったタッチ対応なども盛り込まれています。

 それらの多くのフィーチャーが、上位機として納得できる完成度に仕上がっていて、実際にワコムのCintiq Proシリーズに慣れた自分が使っても、違和感を覚えたり、集中を削がれたりすることなく作業を進められました。

 一方で、ベゼルの太さやペンの絶対的な完成度、タッチ対応の熟成度合い、本体の発熱など、比較的広い範囲にわたってCintiq Proよりも少しずつ後れを取っているのは、現行のCintiq Proシリーズが立ち上がった2022年からのタイムラグを考えると、テンションが上がりづらいポイントです。

 しかし、Cintiq Pro 27よりもはるかにリーズナブルな、スタンド込みで約30万円の価格を見れば、折り合えないと言うのはワガママな話でもあります。

 リーズナブルと言っても安価ではなく、それに恥じないレベルで全体としてよく仕上げられたモデルです。大型液タブで妥協なく制作に取り組みたい人や、何らかの理由で大型のペン・タッチ対応のディスプレイが必要で、高品質なものの選択肢が乏しくて困っていた人は、買って失敗したと思うことは少ない製品と言えるでしょう。

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