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“23万円台の最新Let's note”を自らの手で組み上げる! パナソニック コネクト「手づくりレッツノート工房2026」体験記(2/5 ページ)

» 2026年08月21日 17時00分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]

2人の生徒に1人の先生――ていねいな説明と入念なチェックで安心

 Let's noteの組み立て体験の会場は、いかにも“モノづくり現場”といった空間だ。

 実際に使われる製造ラインの手前にある広々とした場所に、長テーブルと椅子が置かれている。これが、今回の“作業場”となる

 テーブルの上には、これから組み立てるLet's noteが置いてある。いずれも本体がひっくり返されて、マザーボードなどが“むき出し”になっている。

 今回もPC USER編集部用に組み立て用のLet's noteを1台用意してもらい、筆者が実際に組み立てていった。報道関係者で“生徒”として参加したのは筆者だけとのことで、かなり緊張する。

 デスクトップPCすら組み立てたことがないのに、不器用で大ざっぱな年季の入った生徒でも組み立てることができるのだろうか……?

 今回は、前方にいる「サラちゃん先生」が全体の流れを説明しつつ、生徒2人に対してパナソニック コネクト社員の「先生」が1人付いて指導や手伝いを行うという体制が組まれた。筆者を担当してくれたのは、高橋先生だ。

FC7とSC7 左が14型のFC7、右が12.4型のSC7。筆者を担当してくれた高橋先生は「2倍速でどちらも組み立てられますよ?」と提案してくれたが、実際は1台で手一杯だった
サラちゃん先生 作業場の前方で、全体的な説明を務めた「サラちゃん先生」。作業する手元を大型ディスプレイに大きく表示していたので、言葉だけでは理解しづらい箇所も、目で見て理解しやすかった
ていねいなマニュアル 手元には機種別の組み立て手順書(マニュアル)が印刷物として置かれていた。工程を詳しく丁寧に解説していたので、後でもう一度見たい時に便利だった
緊張の面持ち 組み立てるLet's noteを目の前に、緊張の面持ちの生徒たち。あらかじめ、手順を頭に入れておこうと手順書をめくっている生徒の姿も見られる

 組み立てに入る前に、生徒たちはエプロンを身につけ、アースを手首に取り付ける。これは静電気が組み立てるLet's noteに悪影響を及ぼさないようにするための措置だ。

 作業台には組み立てる本体とマニュアルの他、ネジ類、取り付ける部品、バッテリー、ボトムケース(底面カバー)、工具、フィルムなどが置かれている。ネジについては使う順に並べられているが、フットプリントの大きいFC7は数が若干多い。

着用 まずはエプロンを着用し、静電気を逃がすアースを手首に取り付ける
作業台全景 1人分の作業台の全景。なお、FC7はSC7よりフットプリントが大きいので「ねじ4」が3つ多い(以下、特記のない限り写真はFC7)
部品 取り付ける部品とコネクターを保護するためのフィルム(シート)類
ボトムケースとバッテリー ボトムケースとバッテリー。バッテリーは薄くて驚いた

本格的な組み立て作業を開始!

 まず、左右のスピーカーを取り付けていく。左スピーカーはコネクターをカチッとはめるだけで良いのだが、右のスピーカーはコネクターまでの距離が少し長いので、ケーブルを粘着テープで固定する必要がある。スピーカーを取り付ける前に貼り付けておくと、ケーブルを避けやすい。

左のスピーカー 左のスピーカーを取り付けたところ。壊さずにコネクターにカチッと挿すことができて、ひと息付くことができた
粘着テープ 右のスピーカーはコネクターまでの距離があり、その分ケーブルの長さもあるため、粘着テープで固定する必要がある。スピーカーを取り付け前に貼り付けておくことで、ケーブルを避ける手間を減らす
右スピーカー 右のスピーカーも取り付けることができた
真剣に取り組む 組み立てが始まると、生徒たちも真剣そのものだ

 筆者的に一番の“山場”は、FPC(フレキシブルケーブル)のコネクター挿入作業だったが、先生に解説してもらいつつ、無事固定することができた。

 冷却機構の取り付けは「CPU上の冷却パッドの保護フィルム剥がし→冷却ファンユニットの搭載→ネジ止め」で終わる……と思っていたが冷却ファンのケーブル接続をすっかり忘れていた。とはいえ、FPCのコネクター挿入と比べれば苦労はしなかった。

FPC取り付け 筆者にとって最大の難関であったFPC(フレキシブルプリント基板)のコネクター挿入作業。きちんとロックした後、先生が油性ペンで点を付けつつ取り付け状況をチェックしていた。きちんと取り付けられたら、FPCの抜け止めをするフィルムを貼り付ける
冷却版の粘着テープ CPUには冷却パッド(冷却グリスに相当)があらかじめ貼られており、その保護シートを剥がした後、CPUファンユニットを取り付けていく。ネジ止めで満足して、その後冷却ファンの電源ケーブルをつなぐ作業を忘れていたことは内緒だ
CPUの冷却パッドの保護フィルムを剥がす場面

 次に、ディスプレイユニット(天板側)から出ているディスプレイケーブルをつなぐ。このケーブルは細い配線を大量に束ねてあるものだが、接続自体は大きめのコネクターをつなぐだけなので、それほど難しくない。

ディスプレイの結線 ディスプレイユニットから伸びるケーブルをつなぐ。細かい線が1つの大きめのコネクターで結ばれているので、慎重さは必要だがそれほど気を張らなくても取り付けられる
ほぼ終わった? ハードな作業は、ほぼ終わったという感じだ(個人の感想)
レッツ博士 筆者を心配して、レッツ博士が見に来てくれた。応援ありがとうございます

 ディスプレイケーブルを取り付けた後も、こまごまとしたFPCやフィルムを取り付けていく。FPCは折れ曲がった部分もあるが、ここを強く押さえると断線する可能性があるので、慎重さを要する。

FPC こまごましたFPCをコネクターにはめていき、フィルムをどんどん貼っていく

 そして電源コネクターを取り付けると、組み立て体験の少し長めの前半戦は終了だ。

電源ケーブル 電源ケーブルの取り付けが完了すると……
長かった 取り付けるべき部品はおおむね取り付け完了だ

 ここで休憩に入るのだが、筆者を指導する高橋先生が「見てもらって分かるように、(SC7とFC7は)ケースサイズこそ違いますが、ねじの点数が違うこと以外、部品は同じなんです」と話し始めた。

 「(部品を共通化すると)組み立てる側も楽ですが、企業の情シス(情報システム担当者)にとっても、トラブルが発生したPCが持ち込まれたときに、中の構造が同じなら問題を特定しやすいし、修理しやすいでしょう。これが全くの別物だと(内部構造を)覚えるのも大変ですから」という。

 Let's noteは、作る側にも使う側にも配慮した設計なのだ。

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