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“23万円台の最新Let's note”を自らの手で組み上げる! パナソニック コネクト「手づくりレッツノート工房2026」体験記(4/5 ページ)

» 2026年08月21日 17時00分 公開
[渡辺まりか,ITmedia]

工場見学や各種イベントでメーカーが“何をしているか”を体験

 昼食休憩を挟んで、午後はLet's noteの製造ラインの見学、製品試験の体験、パナソニック コネクトが製造している製品に触れることができた。

 基板製造ラインの見学では、基板に部品を取り付けていく様子をビデオで確認した。1秒間で最大27の部品を取り付けることができるという。

 どこにどの部品を取り付けるかは、基板に印刷した二次元コードをマシンが読み取って把握しているとのことだ。

解説スタッフ 基板への部品実装について解説するスタッフ
米粒との比較 基板に実装した部品のサイズ感を実感してもらうための展示。スタッフの森さんが「モリ」と書いた米粒の大きさと比べると、各部品がどれほど小さいか、またその取り付けがどれほど精密なものなのかを知ることができる
基板を観察する生徒 生徒たちは、部品の取り付けられた基板の裏表を入念に観察したり、部品の検査工程をじっくり見たりしていた

品質検査では「衝撃音」に驚く

 品質検査場では、Let's noteや「TOUGHBOOK(タフブック)」の耐熱/耐寒/耐衝撃性や防水性の試験を見学した。

 温度試験では、室温が45度以上または0度に保たれた部屋に入り、「この暑さ/寒さでもLet's noteは耐えられるのか」と驚いていた。

 耐水試験では、消火用のようなホースを使ってIPX5等級の耐水性能を備えるTOUGHBOOKに高圧の水をかけ、それでも壊れることなく稼働し続けていることをチェックした。

防水検査 TOUGHBOOKに水をかけている様子。実際の試験では、本体を固定しないと吹き飛んでしまうレベルの水圧を掛けるので、これでもまだ“弱い”ということである

 落下試験も体験できた。76cmの高さに設定した台の上に置かれたLet's noteを床に落とすというものだ。

 文字だけで書くと余り実感できないが、実際に落下するとすさまじい音がする。生徒全員が小さい悲鳴を上げていた。

 しかし、落とした後にLet's noteが起動していることをスタッフが示すと、驚きの混じった声に変わった。

 スタッフは「このような試験をしていますが、落としたときの打ちどころが悪く、故障してしまったなどという場合に連絡をもらうと、こちらの(工場内にある)コールセンターにつながります。そして、カスタマーセンターで修理します。このように、製造からサポート、修理まで、全て完結するのが神戸工場なのです」と解説していた。

腰ぐらいの高さに設置されたレッツノート 76cmの高さに設置されたレッツノート。3人の生徒がボタンを押して落下させていたが、その度にすごい音が響いたことは言うまでもない

 その後、話に出てきたコールセンターとカスタマーセンターを通った。

 普段は200人が勤務しているというコールセンターだが、工場勤務者でも入室できる人は限られる。「なぜ特定の人しか入れないようにしているのか分かる人いますか?」とスタッフが質問すると、「個人情報を大量に扱っているから」と回答する生徒がいて、「日本の未来は明るいな」と感じた。

コールセンターのサイン パナソニック コネクト神戸工場にはコールセンターとカスタマーセンターも備えている

パナソニック コネクトが“作っているもの”を体験

 工場見学などの合間に行われていたのが、パナソニック コネクトが作っているさまざまな機器を体験したり、見学したりするというイベントだ。

 例えば「お店体験」では、ハンディースキャナを使って製品のバーコード読み取り、決済端末を使った決済まで体験できた。

 生徒は「300円コース」「3000円コース」「30万円コース」のコースを選んだら、その金額に近づけるように値札のない商品のバーコードをスキャナで読み取っていく。「目標金額に近づいたかな?」と思ったところでスキャナの「終了」ボタンをタップすると合計金額が出てくるので、その金額を二次元コード決済やクレジットカードなどで支払う――というちょっとゲーム要素を含んだ体験である。

ハンディースキャナやモバイルジャーナルプリンタなど パナソニック コネクトが作っているハンディースキャナ、モバイルジャーナルプリンタや決済端末が並ぶ。どこかで見たことのある人もいるかも?
決済体験 決済の体験。金額が大きい30万円コースでは、クレジットカードでの決済体験となった
1550円 筆者も3000円コースで挑戦したが、目標金額3000円に対して1550円という結果になった。レシートには、レッツノートの30周年記念のロゴが印刷されていた

 その他、歴代のLet's noteやTOUGHBOOKや各国での導入実績、またTOUGHBOOKを装備した米ポリスカーの展示を見ることができた。

現役モデル こちらは、現行のLet's note、TOUGHBOOKや決済端末の展示コーナー。全てのPCと一部の決済端末は起動した状態で展示してあった
決済端末 最近見かける機会が増えた決済端末「JT-C60」は、Androidベースで開発されており、導入企業が画面表示や機能のカスタマイズをしやすいことが特徴だ
ポリスカー 神戸工場の名物となっている、米国で使われている“本物の”ポリスカー。これはTOUGHBOOKの実装試験を行うために、わざわざ購入したのだという
タフブック ポリスカーの運転席側にTOUGHBOOKが取り付けられている

“カイゼン”でどれだけ変わる?

 最後の体験イベントとして用意されたのが、「手づくり大改善!! 劇的ビフォーアフター」だ。開校式では、「これまで行ってきたカイゼン活動の、現時点での集大成を体験していただきたい」という話があったのだが、これを具現化したものである。

カイゼン 最後の体験イベントは、どこかで見たことがあるようなタイトルが付けられていた

 このイベントでは、「5色のブロックを指示通りに組み立てていく」という作業を行う。箱の中には作業に必要なブロックが無秩序に入れられており、それを指定された順番でらせん状になるように組み立てる。

 その際に、「1組ごとの時間」「全て組み立て終わった時間」「最短で組み立てたものと時間のかかったものの差分」などを計測する。これらのデータを使って、数分間の「カイゼンタイム」の間に、生徒と同伴者が「どうすれば効率よく組み立てられるか?」を一緒に考え、ブロックを組み立てやすいように整理していく。

 カイゼン前は、制限時間の80秒で完成できたのが1人だけであったのに対し、カイゼン後は全員が完成するという、文字通りの「劇的ビフォーアフター」を生徒たちは体験できた。

ブロック 無秩序に箱に入れられたブロックをらせん状に組み立てていく。その際のデータを使って、作業のカイゼンを図るとあっという間に組み立てられるようになった。

 スタッフは全員の成果をほめてから「生活でも勉強でも、あらゆるところでカイゼンは生きてくる。やりにくいと感じている部分があれば、そこでやりやすくなるよう工夫して、生活をより良くしていきましょう」と生活にカイゼンを取り入れることの重要性について語り締めくくっていた。

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