宮崎カスタマーセンターのサポート業務において、今や欠かせない存在となっているのがAIや最先端のデジタルツールだ。現在、同社はSalesforce基盤へのツール統合を進めながら、以下のようなシステムを運用している。
顧客がオンラインサポートを利用する際、AIボットがサービスコードから機器を特定し、対話形式で障害の切り分けから修理手配までを自動で行うのが「バーチャルアシスタント」(AIボット)だ。もちろん、必要に応じて同画面からスムーズに有人対応へ切り替えることもできる。
また、顧客の過去の障害や修理履歴をAIが2〜3行で自動的に要約するのが「Gen AI Case Summary」(問い合わせ履歴の要約)で、エンジニアは速やかに状況を把握でき、シームレスな継続対応が可能になる。
「Next Best Action(NBA)」は、AIが自動的に切り分け手順を生成し、エンジニアに対して迅速かつ正確な解決策(推奨アクション)を提示する。
複数の案件を一括管理し、AIが対応の進ちょくや優先順位を分析してフォローアップの指示やアラートを出すのが「Case Intelligence Dashboard(CID)」だ。
そして、機械学習テクノロジーを用い、顧客から送られた画像などからLCD(ディスプレイ)の画面割れなどの損傷を自動検知して修理を提案する「Visual Listening」(画像解析)も利用されている。
また「AR Assistant」(拡張現実)はARアプリを使用し、顧客自身が行う内部パーツの交換手順を視覚的にサポートする。
同社では、現在の事象や過去の履歴を自動的に収集・分析し、対応方法を自律的に決定する次世代の「統合型エージェンティックAIモデル」の開発も進めている。
一方で、AIボイスIVR(自動音声応答)については、日本語特有のニュアンス認識や応対品質の課題から、本格的な導入には慎重な姿勢を見せているという。むやみにAI化を進めるのではなく、顧客満足度の維持・向上を最優先する姿勢がうかがえる。
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