ケータイ向け検索サイト、4割超が“ほぼ毎日使う”調査リポート

» 2009年11月06日 15時28分 公開
[ITmedia]

 MMD研究所は11月5日、「携帯検索エンジンに関する利用実態調査」の結果を発表した。調査は10月9日から10月14日まで、協賛モバイルメディア11サイトの協力を受けて実施したもので、有効回答数は2795人。

 同調査によれば、携帯電話で検索サイトを利用する際のアクセス方法としては、「公式メニューの検索エンジンを利用する」ユーザーの割合が39.4%で最多となり、以下、「公式メニューとブックマークしている検索エンジンのどちらも利用する」が31.9%、「ブックマークしている検索エンジンを利用する」が25.3%と続いた。

 よく利用する携帯の検索サイトは、トップが72.1%の「Yahoo!モバイル」、2位が51.5%の「Googleモバイル」となり、これに「gooモバイル」が11.4%で続いた。2008年6月に発表した同様の調査結果と比較しても、Yahoo!モバイル、Googleモバイルのシェアは不動となっている。

 また携帯向け検索サイトを利用する主なきっかけは何かを聞くと、「ふと思いついた言葉・名前が気になって」検索するという回答が56.4%で最多。以下、「テレビで見た言葉・名前が気になって」が53.0%、「携帯サイトで見た言葉・名前が気になって」が48.6%と並んでいる。年代別に見ると、20代後半から40代以上に関しては「テレビで見た言葉・名前が気になって」が1位、10代以下、20代前半では「ふと思いついた言葉・名前が気になって」が1位と、異なる傾向が見られた。

 携帯の検索サイトで何を検索することが多いかを聞くと、男性では「携帯サイト(携帯ホームページ・SNS・ブログ等)」が38.3%で最多となり、「芸能人(芸能人名・オフィシャルブログ等)」が36.9%、「飲食店情報」が36.5%と続いた。女性では、「携帯サイト(携帯ホームページ・SNS・ブログ等)」が52.8%でトップとなり、次いで「音楽情報(楽曲名・歌詞等)」が48.4%、「単語・用語」が45.4%となっている。年代別に見ると、高年齢層ほどエンタメ系の情報がランクダウンし、生活情報の検索が上位に来る傾向が見られた。

 なお、携帯向け検索サイトの利用頻度について聞くと、「ほぼ毎日」という回答が43.4%でもっとも多く、これに「週に2〜3回」が29.7%で続いた。また、携帯検索サイトで必要な情報が見つかるまで、最大何サイトまで利用するかを調べたところ、10代では「5サイト以上」が34.7%だった。年代別に見ると、高年齢になるほど検索サイト数は減る傾向がある。いずれにせよ、検索サイトの検索結果に満足しているかという問いに「満足している」と回答したのは14.5%に留まり、73.6%が「普通」、11.9%が「不満」と回答した。

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