ケータイでワンセグ視聴、「表示スピード」と「チャンネル切替」に不満調査リポート

» 2010年02月16日 09時00分 公開
[ITmedia]

 ORIMOは2月10日、「ケータイワンセグ」に関するモバイルリサーチの結果を発表した。同調査は1月29日から2月7日まで、同社アンケートモニターを対象に実施したもので、有効回答数は819人。

 同調査によれば、所有している携帯電話に「ワンセグ機能が付いている」ユーザーは67.0%だった。これらのユーザーに携帯電話のメーカーを聞くと、「シャープ」33.3%、「パナソニック モバイルコミュニケーションズ」が20.9%、「NEC」が10.2%でトップ3となった。以下、「東芝」と「ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ」が各6.9%、「富士通」が6.6%、「カシオ計算機」が5.6%と続いている。

 ワンセグケータイユーザーのワンセグ視聴頻度は、「1日2回以上」が1.6%、「ほぼ毎日」が3.3%と、「毎日視聴」する人の割合は4.9%にとどまった。そのほか「週4、5日」が2.9%、「週2、3日」が11.7%、「週1日」が8.6%となり、「週1日以上ワンセグを視聴」している割合は、合わせて28.1%となっている。また「月2、3日」が16.9%、「月1日以下」が35.0%、「ワンセグを全く見ない」が20.0%だった。

 さらに半年前と比較した「ワンセグ視聴頻度の増減」を聞くと、「増えた」という回答が13.7%、「減った」という回答が20.6%で、頻度が減少した人の割合の方がやや高いという結果が得られた。

 ワンセグでよく見るチャンネルについて、複数回答形式で聞いたところ、「フジテレビ」が38.8%でトップ。これに「日本テレビ」が26.8%、「TBS」が26.0%、「テレビ朝日」が24.2%、「NHK総合」が16.4%で続いた。

 ワンセグの視聴スタイルを「表示の仕方」と「音」について聞くと、表示については「データ放送を表示しない」という回答が67.9%、「データ放送を表示」が32.1%だった。音については、「音を出す」が59.4%、「音をイヤホンで聞く」が21.9%、「音は出さない」が18.7%となった。

 ケータイワンセグの「画像の鮮明さ」「画像の表示スピード」「チャンネル切り替え」について、「かなり満足」から「かなり不満」までの5段階評価で聞いたところ、「画像の鮮明さ」については「かなり満足」と「まあまあ満足」を合わせた「満足」層は41.4%。これに対して「やや不満」と「かなり不満」を合わせた「不満」層は26.7%だった。また「表示スピード」については、「満足」層が22.0%、「不満」層が47.6%と、不満度が高くなっている。「チャンネル切り替え」についても、「満足」層が17.4%、「不満」層が44.3%となり、ケータイワンセグの課題が明らかになった格好だ。

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