富士通が、東芝と合弁で設立した携帯電話事業会社「富士通東芝モバイルコミュニケーションズ」を2012年前半にも完全子会社化する方針と、複数の報道機関が伝えている。
富士通東芝モバイルコミュニケーションズは、東芝の携帯電話事業を移管する形で2010年10月に発足。富士通が80.1%、東芝が19.9%を出資しており、富士通の傘下となっている。富士通本体ではNTTドコモ向けの端末を開発しているのに対し、富士通東芝モバイルコミュニケーションズでは主にKDDI向けの端末を開発している。
富士通によると、今回の完全子会社化は「既定路線」であり、設立当初より見込んでいたことだという。一方で、完全子会社化の時期など具体的な内容については話せる段階にないとした。東芝は同件について、コメントを控えた。
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