頓智ドットは9月12日、画像認識型ARを使ったプロモーションアプリを企業向けに開発・運営するサービス「Sekai Camera OpenVision Solution」の提供を発表した。Androidアプリの提供から開始し、iOSアプリも順次提供可能になる予定。
ポスターや看板といった印刷物の上にARコンテンツを表示するアプリを開発・運営するサービス。利用企業は、既存の広告などを流用したARアプリの提供が可能になる。画像認識エンジンには、KDDIと資本提携した仏Total Immersionの画像認識エンジン「D’fusion」を利用する。
サンリオエンターテインメントやタカラトミーなど数社が同サービスを使ったアプリ提供を決めており、9月中旬より配信が順次はじまる。アプリによってARキャラクターと記念撮影ができたり、キャラクターが動きだしたりする。
配信するアプリはいずれも名前に「by セカイカメラ」を冠し、アプリアイコンの一部にセカイカメラのマークが入る。そのため、導入企業はセカイカメラのブランド力を生かしたARアプリの展開が可能だ。
頓智ドットはこれまで、位置情報型ARアプリ「セカイカメラ」内で広告コンテンツの配信を行っているが、動作の重さや操作の複雑さなどが課題となっていた。画像認識型のARアプリを単独で配信することで、より手軽にAR広告を楽しめるようにする狙いがある。今後はセカイカメラと広告アプリとの相互連携を強め、ユーザーが行き来しやすい環境を作っていく考え。
企業・団体 | アプリ名 | 提供時期 |
---|---|---|
ひだっちプロジェクト(岐阜県飛騨高山) | ひだっちショット by セカイカメラ | 9月12日 |
タカラトミー | カルフ・ウォッチャー by セカイカメラ | 9月24日 |
サンリオピューロランド(サンリオエンターテインメント) | サンリオピューロランドARカメラ by セカイカメラ | 10月上旬 |
佐賀県佐賀市 | 佐賀市AR博物館 by セカイカメラ | 10月上旬 |
北海道日本ハムファイターズ/KDDI | 未定 | 未定 |
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