ユビキタスエンターテインメントはこのほど、Androidアプリ開発ミドルウェア「enchant PRO」SDKのβ版を公開した。
enchant PROは、HTML5ベースのオープンソースゲームエンジン「enchant.js」を拡張した、Android端末向けのネイティブアプリ開発環境。ポリゴン描画機能、カメラとの連携機能、カメラ画像にHTMLをオーバーレイ表示させるAR機能などを装備している。また、クウジットから供給を受けた画像認識エンジン「KART」を用いたARマーカー認識機能も備え、本格的なマーカー式ARゲームの開発が可能だ。QRコードやバーコードの読取りにも対応する。
enchant PRO for Androidの正式版は11月1日の提供予定で、価格は法人向けライセンスが5万円、KARTエクステンションがARマーカー4個同梱で50万円。また、個人の非営利、非商用に関しての利用は「コミュニティライセンス」として無償提供を行う。なお同社はiPhone、iPadなどに対応したバージョンも準備中だ。
同日Androidマーケットで公開した「9leapアプリ(β)」では、enchant PROの動作を体験するデモが用意されている。
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