SiriとGoogle Searchの対決、結果はいかに海外モバイルニュースピックアップ

» 2012年07月02日 22時23分 公開
[中野恵美子,ITmedia]

SiriとGoogle Searchの対決、結果はいかに

 TechnoBuffaloが、Siri(iOS 6 ベータ2)とGoogle Search(Android 4.1 Jelly Bean)の対戦映像を掲載している。こちらは純粋にボイスアシスタント対決だ。

 Google Searchの方がレスポンスが早く、音声も流ちょうで人間的。また、Google Searchが聞かれたことに検索結果だけ示した場合でも、Siriはまず音声で受け答えをしてから、というケースも見られた。Siriの方が相対的にレスポンスが遅いため、そうした受け答えが「時間稼ぎ?」と見えなくもない。やはりSiriはもうちょっと頑張る必要があるかもしれない。

Siri、Googleに惨敗?

 ストリートテストでSiriがGoogleに惨敗――そんな調査結果をFortuneが紹介している。

 Piper JaffrayのアナリストGene Munster氏によれば、騒々しい環境で800、静かな環境で800と、合計1600の質問を行ったところ、Googleは質問を100%理解し、86%の正確さで回答するのに対し、Siriの質問の理解度は騒々しい環境で83%、静かな環境で89%、回答の正確さは順に62%(騒がしい場所)、68%(静かな場所)だった。

 総合評価はGoogleがB+、SiriがD。Munster氏はSiriがモバイル検索の選択肢として生き残っていくためには、Googleの正確さを超える必要があり、現在のD評価からB以上に進化すべきとしている。Googleの方は音声ではなくテキストなので、騒々しかろうがなかろうが、理解が100%なのは当然としても、Siriももうちょっと頑張る必要がありそうだ。

 ちなみにMunster氏は、iOS 6でSiriのGoogleへの依存度が低くなれば、状況は変わるはずと楽観的な見方をしているが、同記事では「現在Siriは回答の60%をGoogle、20%をYelp、14%をWolframAlpha、4%をYahoo!、2%をWikipediaから得ているが、Googleへの依存度を減らすのがいいかどうかは不明」としている。

6月29日はiPhone記念日、今年で登場から5年

 6月29日はiPhoneが登場して5年の記念日だったため、あちこちで「iPhoneの5年」的なコンテンツが掲載された。

 Cult of Macは映像でこの5年間の進化を紹介。TIMEもiPhoneを買うために行列している人たちへのインタビュー映像などとともに、この5年を振り返っている

 Wall Street Journalは、Walt Mossberg氏のiPhoneレビューにリンク。またHuffington Postは、iPhoneが登場して以来、我々が身に付けた行動をまとめている。「トイレでメール」「目がさめたらすぐiPhoneに手を伸ばす」「App Storeで散財」「何でもかんでも写真を撮る」などなど、11の悪癖がずらり。古くからのiPhoneユーザーは、目を通してみてはいかがだろうか。

昔懐かしい、こんな電話はいかが?

 iPhoneが5歳のお誕生日を迎えたくらいで「昔はねぇ」なんて言ってはいけない。80年代のBrick Phoneを見よ!――といわんばかりの端末が登場した

 資金調達サイト「indiegogo」に登場したプロジェクトで、80年代を彷彿とさせる端末とはいえBluetoothに対応している。携帯電話とペアリングすると、古式ゆかしいBrick Phoneの方で通話を受けられる――という仕組み。街で使えば、目立つこと間違いなしの逸品だ。

Photo 街で注目されたいならコレ

 プレオーダー価格は、米国在住者は45ドル。米国外の在住者は送料込みで55ドル。今月中に5万5000ドルが集まらないとプロジェクトは成立しないのだが、「面白いもの、楽しいことが好きな人が多いといいな」と応援したくなるプロジェクトだ。

スマホの用途、通話はトップ3に入らず――英国の調査で

 通話機能はもはや、スマホの用途のトップ3に入らなくなったと、The Telegraphが報じている

 O2が英国で実施した調査によれば、スマートフォンユーザーは1日に2時間以上、端末を利用しており、平均して約25分をWebの閲覧に費やしている。それに続くのが約17分のソーシャルメディア利用。また音楽を楽しむのが約15分、ゲームを楽しむのが約14分で、ようやく第5位に約12分の「通話」が登場する。ちなみに、スマートフォン利用で最も人気の高い写真撮影に費やす時間は、1日に約3分だった。

 O2のデバイス部門担当ゼネラルマネージャーのデビッド・ジョンソン氏は、「今やスマートフォンはデジタルな『スイス・アーミー・ナイフ』のように使用されており、時計やカメラ、本、ラップトップなどに置き換えられている」と語っている。

愛犬のサイトを巡って訴訟沙汰に

 愛くるしいポメラニアンを巡って、彼の買い主と元ガールフレンドの間に訴訟が勃発していると、New York Postが報じている

 スコット・スミスさんは、愛犬サミーの写真や映像を紹介する「Sammy and the City」というサイトを運営していた。もともとはスミスさんが恋人らと一緒にオープンしたもので、サミーのキュートさから人気サイトとなり、InstagramやFacebook、Twitterでも多くのファンを獲得している。

 話がややこしくなったのは、昨年、スミスさんとガールフレンドのアンナ・カマラさんが破局してから。数カ月は共同運営を続けていたが、その後カマラさんが自分を同サイトの単独オーナーとしてしまった。サイトのパスワード、IDを変更され、旧サイトからシャットアウトされたスミスさんは、「サミーは自分の飼い犬だし、これは自分のプロジェクトだ」と憤慨。元ガールフレンドに対して先週、50万ドルの訴訟を起こした。

 スミスさんによれば、カマラさんは彼がInstagramへの画像登録に利用していたiPadを盗み出し、返却してきた時にはパスワードが変更され、コンテンツも削除されていたという。その結果、4月に会った際、パスワードを取り返すべく、彼女のiPhoneをひったくったスミスさんとカマラさんの間で乱闘騒ぎが勃発。スミスさんは軽窃盗罪で留置されるという事件にも発展している。

 サミーの写真を撮っていたのがカマラさんであるという事情も、今回の騒ぎに関係しているようだ。サミーがスミスさんの飼い犬であるからには、カマラさんが新しいコンテンツを増やすことはできない。それを考えると、スミスさんが主張する、カマラさんが「ビジネスを盗んだ」ということにはつながらないようにも思える。

 取材に対してコメントはしていないものの、カマラさんはスミスさんの主張を嘘だと否定している。スミスさんの方は、新たなサイトEverybodyLovesSammy.comを近々オープン予定。サミーの愛らしい笑顔を見られるなら誰がオーナーでもいいんだけど――というファンも少なくないのではなかろうか。

GoogleのProject Glass、アダルト業界が注目

 多くの人から注目を集めているGoogleのProject Glassだが、意外な方面の注目も集めている。いわゆるアダルト業界だ。

 アダルトコンテンツを制作しているPink VisualのスポークスマンQuentin Boyer氏によれば高画質ビデオを完全なハンズフリーで撮影できるGoogle Glassは、アダルト系映像で人気の“Point Of Viewスタイル”での撮影に最適なデバイスだというのだ。

 残念ながらPink Visualは今のところ同デバイスを入手していない。しかし、できるだけ早く手に入れたいと考えており、どのように使用するか、すでにブレインストーミング中とのこと。「Enhanced by Google Glass」なアダルト映像が登場する日は、そう遠くないかもしれない。

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