救助ヘリをiPhoneで誘導――豪国立公園で海外モバイルニュースピックアップ

» 2012年07月05日 15時09分 公開
[中野恵美子,ITmedia]

救助ヘリをiPhoneで誘導――豪国立公園で

 国立公園で迷子になった一家が、救助ヘリをiPhoneで誘導したという出来事が、オーストラリアで起きたそうだ

 母親のリンダさん、ティーンエイジャーの娘ソフィーさんと息子のアンドリュー君のヒューズ一家が先週、スプリングブルック国立公園を散策中、道に迷ってクルマまで戻れなくなった。救助ヘリに助けを求めたが、辺りが暗くなってきたこともあり、ヘリは一家を発見することができなかった。

 リンダさんが電話で誘導を試みたが上手くいかず、そのうち、アンドリュー君が低体温の症状を示すなど、状態が深刻になってきた。そんな時、子どもたちが「iPhoneのフラッシュライトを使えば!」と思いつき、カメラのフラッシュを空に向け、一家の位置をヘリに知らせたそうだ。

 スマートフォンをそんな風に利用できることは、覚えておいて損はないかもしれない。

iPadのタイピングを快適にする「Touchfire」

Photo 取り付けてみると、案外使いやすいらしい

 へなちょこに見えるが、実は非常に使いやすい――そんなiPad用キーボードがBusiness Insiderで紹介されている

 「Touchfire」というこのツールは透明なプラスチック製で、iPadのオンスクリーンキーボード上にかぶせるようにして使用する。Touchfireの表面が凸凹しているため、タッチタイプが容易になるのだという。

 「その程度のことか」と思う人も多いだろうが、これが意外に使用しやすいそうだ。全世代のiPadに対応し、スマートケースと一緒に使うことも可能。難点は、TouchfireとiPadの間にホコリが溜まりやすいことだという。

 iPadで良く文字入力をする人で、Bluetoothキーボードを持ち歩いているようなユーザーにオススメとのこと。現在予約すると10ドルで購入でき、小売価格は約50ドルほどになる予定。

F-Secureの主任研究員、iPhoneの誕生日を祝う

 F-Secureの主任研究員ミッコ・ヒッポネン氏が、iPhoneの5回目の誕生日を祝して「5年の間、一つとして深刻なマルウェア事例が発生しなかったのは、単に幸運だったからというわけではない」と、Appleにお祝いの言葉を贈っている

 またF-Secureでは2007年7月ごろに、iPhoneをフリーザーでキンキンに冷やし、動作を検証する実験を行ったそうだ(同社の本拠地ヘルシンキは超寒いので)。5周年のお祝いに、当時の映像も掲載している。AppleはiPhoneの動作環境として、動作時の温度を0度から35度、非動作時の温度をマイナス20度から45度としているが、フリーザーで0度以下にしても順調に動作する様子が紹介されている。

配線や家具の組み立ても――ハイテク・ドールハウス登場

 資金調達サイト「Kickstarter」で、ハイテク・ドールハウスのプロジェクトが成立した

 「Roominate」というこのプロジェクトは、将来、技術の世界にもっと女性が増えて欲しいという願いから、スタンフォード大学の大学院生である女性3人組が考案したもの。2万5000ドルを目標としていたこのプロジェクトに、8万5000ドル超の出資が集まったことからも、彼女たちの考えに賛同する人が多いことが分かる。

Photo Roominateで作った部屋の一例。左上にファンが設置されているのが分かる

 このドールハウスでは、人形でおままごと遊びをするという従来の遊び方ではなく、家や家具を組み立てたり、配線を行ったりといった遊び方ができる。実際に遊んでいる少女たちの楽しそうな映像を見ると、将来、女性の技術者や科学者が増えることを期待できそうだ。

iMac装備のゲームルームにKindleライブラリー――英国のハイテクホテル

 旅行者向け行楽地の運営を手がける英Butlinsが、ボグナーリージスに2500万ポンドのハイテクホテル「Wave Hotel and Apartments」をオープンしたそうだ

 iMacやPS3、iPod用ドックなどを用意したゲームルームがあったり、潜水艦のキャビンを思わせる子ども部屋があったりと、思春期前の子どもが楽しめることを意識した作りになっており、全館無料でWi-Fiを利用可能。特製アプリで壁に描かれた絵から3Dを表示したり、Kindleライブラリーで本や雑誌を読んだりと、さまざまな楽しみ方ができる。

 このホテルに2人の娘と滞在したイギリスの昼ドラ界の人気女優アンジェラ・グリフィンさんは、ゲームコーナーが気に入ったそうで、至るところに驚きがあって楽しめたと語っている。

米英豪タブレットユーザーの利用動向は

 Gartnerが米国、英国、オーストラリアの消費者を対象に行った調査によれば、タブレットユーザーがデバイス上で最も頻繁に行うのは電子メールのチェックで、利用者の81%に達するという

 これに続くのが「ニュースを読む」で69%。以下「天気予報をチェックする」が63%、「ソーシャルネットワークにアクセスする」が62%、「ゲームをする」が60%となっている。

 また、同社の調査部門担当副社長のCarolina Milanesi氏によれば、タブレットユーザーの半数以上が、紙よりもタブレットでニュースや雑誌、本を読むことを好む傾向があるそうだ。

 その他の興味深い点としては、iPadや他のタブレットユーザーは、平日の夜、最もデバイスを利用する率が高く、週末には利用率が減るという。またタブレットを最も良く利用する部屋はリビングルームが最多で87%、ベッドルームが65%、キッチンが47%となっている。なおタブレットユーザーの45%が、デバイスを家族と共有していないそうだ。

ラジカセ型のiPhoneスピーカー

 懐かしのラジカセ型iPhoneスピーカー「Mini Boombox MP3 Speaker」が登場した。価格は34ドル。

 単体で見ると、ホンモノのラジカセっぽいのだが、iPhoneに装着した様子は遠近感がおかしな写真のようにも見えて面白い。

Photo Mini Boombox MP3 Speaker

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