業務に役立つ機能が満載、紙資料の取り込みもラクラク――カシオ、法人向けタブレットを発表書いて閉じると紙のノートがデジタル化

» 2012年07月27日 21時35分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 カシオ計算機は、業務に役立つ機能を備えたタブレット端末を9月に発売する。手書きの便利さとデジタルの利便性を融合させた新機能「Paper Writer」対応モデル「Paper Writer V-N500-WJ(ドコモXi対応)」「Paper Writer V-N500-W(ドコモXi非対応)」と、そのベースモデルとなる「V-T500-WJ(ドコモXi対応)」「V-T500-J(ドコモXi非対応)」の4モデルがラインアップされる。

Photo ベースモデル(画面=左)とPaper Writer対応モデル(画面=右)

防水防塵対応、安心堅牢設計のタブレット端末「V-T500」

 「V-T500」シリーズは、業務用タブレットのベースモデルとなるAndroid端末。ハードな業務の現場でも安心して使えるよう、JIS防沫形(IP54)に準拠した防塵/防沫性能に対応し、氷点下20℃から50℃までの寒さ、暑さにも耐えられるという。1メートルの高さから落としても壊れないよう作り込んでいるのも特徴の1つだ。

 長時間の利用にも耐えうるよう、約12時間(Xi非対応モデルは約10時間)の運用が可能な大容量リチウムポリマー充電池を搭載。このバッテリーはユーザーの手で交換できるため、予備バッテリーを用意しておけばさらに長時間の利用が可能だ。

 画面は輝度が高く、広視野角の10.1型TFT液晶(1280×800ピクセル)を搭載。タッチパネルは指を使ったマルチタッチ操作とデジタイザペンによる入力に対応し、いずれかの機能のみを使えるようにすることもできる。

 NFCリーダー/ライターを搭載したことで、非接触ICカードを利用したログイン認証ができるなど、セキュリティ面にも配慮。ドコモのLTEサービス「Xi」に対応するモデルも用意され、外出先での高速通信も可能だ。

 オプションの「置くだけ充電器」を利用すれば、ケーブルを差し込んだりすることなく置くだけで充電を行える。この充電器は端末を立てかけておくタイプで、端末が充電台から離れるとブザーを鳴らして通知する機能を備えている。タブレット端末をデジタルサイネージ端末として使うときになどに役立つ機能だ。

書いて閉じると紙のノートがデジタル化――「Paper Writer V-N500」

 「Paper Writer V-N500」シリーズは、ベースモデルのV-T500に、手書きの便利さとデジタルの利便性を融合させた新機能「Paper Writer」を搭載したモデル。製品にはB5サイズのノートをはさめるカバーが付属。ノートに書いた文字や図版は、カバーを閉じると自動でタブレット端末のカメラが撮影してデジタル化し、端末内に保存する。ノートを閉じる際、一定の角度になったところで内蔵カメラのシャッターが切られ、台形補正をかけて保存する仕組みだ。

Photo ページ閉じショット。面倒な操作を行う必要なく、手書きメモをデジタル化できる

 この機能は、会社の資料やB5以上のノートの文面を取り込む用途にも使える。システムケースをスタンドにしてタブレット端末を横置きし、書類やノートを手前に置いてページをめくると、めくる動作に反応してカメラのシャッターが切られ、画像データとして保存される。ちょっとしたスキャナ代わりにつかえるのが便利だ。

Photo ページめくりショット。センサーがページをめくる動作を検知してシャッターを切る

 Paper Writerは、手書きデータをデジタル化する際に検索用のタグを生成するので、あとから検索する際に役立つ。このタグは内蔵のスケジューラと連携しており、例えばスケジューラ上で会議中の時間に手書きのノートをデジタル化すると、日時や会議の件名、同席者の名前などで自動でタグを作成する。また、メモ内の重要な部分に手書きで特定のマークを入れておくと、それを取り込み時に検知してマーク別に分類する。

Photo デジタル化したメモや資料はこのように整理される

 なお、内蔵カメラを利用して、名刺を撮影することも可能だ。取り込んだ名刺データはテキスト化され、会社名や部署名、氏名、メールアドレス、所在地、電話番号などの項目をアドレス帳に自動的に登録される。

Photo 名刺リーダ機能も備える

主なスペック
機種名 「Paper Writer V-N500-WJ」「Paper Writer V-N500-W」「V-T500-WJ」「V-T500-J」
OS Android 4.0
CPU OMAP4460 1.5GHz デュアルコア
サイズ(幅×奥行き×厚さ) Paper Writerモデル:約270(幅)×220(奥行き)×30(厚さ)ミリ、ベースモデル:約269(幅)×190(奥行き)×14.4(厚さ)ミリ
重さ Paper Writerモデル:約1.3キロ、ベースモデル:約780グラム
メインカメラ 約500万画素CMOS
インカメラ 約500万画素CMOS
メモリ FROM:16Gバイト、RAM:1Gバイト
外部メモリ microSDHC×1、SDHC×1
ディスプレイ 約10.1インチ(1280×800ピクセル)LEDバックライトTFTカラー液晶
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n
Bluetooth Bluetooth® Ver.4.0+EDR/LE対応
外部インタフェース USB2.0 TypeA×1、USB2.0 Mini-B×1、mini HDMI×1
スピーカー ステレオ
マイク モノラル
フィンガータッチ入力 6点マルチタッチ対応 静電容量式タッチパネル
ペン入力 デジタイザペンに対応
測位 GPS(並列16チャンネルレシーバ)
センサー 加速度センサ、地磁気センサ、照度センサ
NFC規格・周波数 NFC IP-2(ISO21481) 13.56MHz
NFC 対応非接触型ICカード ISO14443 Type A(MIFARE) / ISO14443 Type B / FeliCa
NFC 対応RFID タグ ISO15693(I・CODE SLI / Tag-it / my-d)
NFC セキュリティ SAM(Secure Access Module)スロット×1
発売日 9月予定

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月15日 更新
  1. 出そろった「iPhone 18 Pro」の価格を4キャリアで比較 ソフトバンクが衝撃の安さ、楽天モバイルが異例の施策 (2026年09月13日)
  2. 15日配信「iOS 27」の新機能まとめ Siri AIの恩恵を受けられる機種は? 画像編集やSafariにも注目 (2026年09月14日)
  3. iPhone Duoに競合メーカーが続々反応 「折りたたみの世界へようこそ」「Google Homeスピーカー21個買えます」 (2026年09月14日)
  4. 「Vポイントアプリ」をリニューアル Vカード提示と決済が1画面で完結 (2026年01月20日)
  5. 「iPhone 18 Pro」は何が進化した? 「iPhone 17/17 Pro」とスペックを比較 全て20万円超えの価格が悩ましい (2026年09月10日)
  6. 「iPhone Duo」でAppleの“折りたたみスマホシェア”は全世界5割超に? 激変するフォルダブルスマホ市場 (2026年09月13日)
  7. 「折り目があります」――Apple初の「iPhone Duo」実機画像がSNSで物議、高価ゆえにガッカリか (2026年09月10日)
  8. 【ワークマン】780円の「アウトドアギアポーチ」 ベルトループ幅を3段階で調節できる (2026年09月13日)
  9. ノキアがNTTドコモに納めた「MantaRay SON」を紹介――これで長年、苦しんできたネットワーク品質の改善に期待 (2026年09月13日)
  10. 「iPhone Duo」登場の裏で「iPhone 18」が発表されなかった理由 変わりゆくラインアップ戦略を読み解く (2026年09月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー