スマホとタブレットで学べる「手のひら芸大」、来春開始――京都造形芸術大学

» 2012年12月18日 18時47分 公開
[佐々木千之,ITmedia]

 京都造形芸術大学は、インターネットを通じスマートフォンやタブレット端末で卒業までのすべての課程を学習できる通信教育課程「芸術教養学科」、通称「手のひら芸大」を2013年4月に開始する。

 手のひら芸大は、社会人向け教養課程として自宅や通勤途中などに学んでもらえるよう京都造形芸術大学が開発したもの。同大学によると、eラーニングを取り入れた大学は多く存在するが、正規課程履修に必要なすべてをインターネット学習を前提にカリキュラム構築したのは、八洲学園大学、サイバー大学、ビジネス・ブレークスルー大学など数校にとどまっており、芸術分野では今回が初めてという。

 京都造形芸術大学の現行の通信教育課程では、卒業までの4分の1の科目を対面授業で履修する必要があり、キャンパスのある京都や東京から遠い人や仕事などでまとまった時間を取ることができない人は履修が難しかった。

 一般的に大学のeラーニング教材の多くは授業の録画映像を使用しているが、手のひら芸大ではNHKエデュケーショナルと提携して、Eテレ番組「日曜美術館」などNHKが持つ映像アーカイブをカリキュラムのメイン道が教材として再編して提供する。開始までに3〜5分の動画教材を300本用意して順次増やし、2013年度中に合計1200本以上をそろえる。

 手のひら芸大には、「総合教育科目(一般教養)」「学部共通専門教育科目」「学科専門教育科目」の3つの科目群に全71科目135単位を用意。1科目あたり75本の動画教材を視聴してレポートを提出する「Webスクーリング科目」と、電子テキストで学習し、レポート提出と単位修得試験の受験で単位を取得する「Webテキスト科目」の2種類の履修方法で、すべての家庭をスマートフォンやタブレット端末(iOS5.1以降、Android 2.3以降)およびコンピュータ(Windows、Mac)で履修できる。

 募集定員は460人、大学入学資格保有者を対象にした芸術学部正規課程で卒業時に学士(芸術)の学位を取得できる。年間授業料は17万円(初年度に入学金3万円、入学選考料2万円が必要)。前期募集期間は2013年2月1日から4月15日、授業開始は2013年4月1日。

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