連載
» 2009年01月26日 00時09分 UPDATE

本山由樹子の新作劇場:チェックアウト不可能の謎の部屋――「1408号室」

スティーヴン・キングの短編を映画化したパニック・ホラー。絶対入ってはいけない1408号室の秘密とは? 忠告を無視してチェックインしたオカルト作家の運命は?

[本山由樹子,ITmedia]
photo
(C)2007 The Weinstein Company,LLC.All rights reserved.

 スティーヴン・キング原作のスリラー・ホラー「1408号室」が3月20日にBlu-ray Disc化。特典はオリジナル劇場予告、日本版劇場予告、「1408号室」の秘密、ジョン・キューザック in 1408号室WEBフィーチャレット、「1408号室」の裏側WEBフィーチャレット、未公開映像、3種類の別バージョンエンディングなどを収録している。

 マイク(ジョン・キューサック)は幽霊ホテルや心霊スポットとされる場所に赴き、そのルポを本にするオカルト作家。ある日、彼のもとにニューヨークのドルフィンホテルから1通のハガキが届く。差出不明のそのハガキには「絶対に1408号室に入ってはいけない」という謎のメッセージが綴られていた。好奇心にかられたマイクはホテルの支配人マイク(サミュエル・L・ジャクソン)の執ようななまでの忠告を無視し、1408号室の扉を開けてしまう。

 支配人いわく「この部屋に入って1時間もった人間はいない」という1408号室。今まで56人もの宿泊客がここで命を落としたと聞けば、フツーの人であれば宿泊するどころか、近寄ることさえも嫌だろう。だがマイクは入ってしまう。

 部屋に入ってからしばらくするとカーペンターズの「愛のプレリュード」がラジオ付きの時計から流れてくる。その瞬間から恐怖の1時間が幕を開けた。過去に部屋で死んだ亡霊がマイクの目の前で自殺を繰り返し、さらにはマイクの死んだ娘の亡霊まで出てくる。マイクの弱点を知っているかのように攻撃を仕掛けてくる1408号室。果たしてマイケルは無事チェックアウトできるのだろうか?

 マイクを演じるのは「アイデンティティー」「さよなら。いつかわかること」のジョン・キューザック。ほとんど1人芝居だが、彼の精神が壊れていくさまにハラハラドキドキさせられっぱなし。幾度となく、しかも突然流れる「愛のプレリュード」が不気味さを増長させている。この曲がこんな使われ方をするのも気の毒だが。

 後半ややダレるものの、サミュエル演じるホテル支配人の思わせぶりな態度、そして1408号室の正体(現象)を明かさない、というよりも誰にも説明できないという展開もなかなか新鮮だ。神経を消耗するので、体力・気力があるときに鑑賞することをおススメします。

関連サイト:http://room1408.jp/(公式サイト)

この作品を購入したい→amazon.co.jp

関連キーワード

Blu-ray | 映画


1408号室(Blu-ray Disc)
発売日 2009年3月20日
価格 4935円
発売元 東宝
販売元 東宝
スタッフ 監督:ミカエル・ハフストローム/原作:スティーヴン・キング
出演 ジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソン、メアリー・マコーマック
上映時間 104分(本編)
製作年度 2007年
画面サイズ シネマスコープサイズ・スクイーズ
ディスク仕様 片面2層
音声 (1)ドルビートゥルーHD/5.1chサラウンド/英語 (2)ドルビートゥルーHD/5.1chサラウンド/日本語
特典 オリジナル劇場予告/日本版劇場予告/「1408号室」の秘密/ジョン・キューザック in 1408号室WEBフィーチャレット/「1408号室」の裏側WEBフィーチャレット/未公開映像/別バージョンエンディング

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.