F900iに関するアレコレMobile Weekly Top10

» 2004年02月12日 23時18分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

Mobile Weekly Top10 2月5日〜2月11日

1位 「F900i」を5時間ほど使ってみました
2位 「F900i」では“まだ”ドラクエ、FFはできない?
3位 「F900i」、新規価格は3万円前後
4位 900iシリーズ、ゆっくりと船出〜初日約5700台
5位 携帯の“小技”を探せ──計算機編
6位 片目で見れば立体に〜バンダイネット、待受画像配信
7位 “P”のFOMAはこう進化する〜GSMデュアルも準備
8位 天外魔境、シレン、メガテン、パワプロ――900i用ゲームは“ここ”が面白い
9位 携帯電話にマウス機能を――“世界最小”ポインティングデバイス「MicroNav」
10位 ボタンを押すと液晶が回転〜Motorolaの新GSM端末「V80」

 先週のアクセスランキングでは、「F900i」が上位を独占した。富士通製端末が、シリーズの先頭を切って登場するのは、実は久しぶり。ここ数年のシリーズ第1弾端末を調べてみた。

シリーズ名 第1弾端末 メーカー
900i F900i 富士通
505iS D505iS 三菱電機
505i D505i 三菱電機
504iS P504iS パナソニックモバイル
504i F504i、D504i 富士通、三菱電機
503iS P503iS パナソニックモバイル
503i P503i、F503i パナソニックモバイル、富士通

 今でもたまに聞く話だが、「ドコモが恣意的に発売順を決めている」……なんてことは全くない。筆者が知る限り、早く開発が完了したメーカーから、順次投入されるのが普通だ。

 しかも、Javaが初めて搭載された503iシリーズ以降、発売予定は遅れるのが恒例になっている。503iの時も、年末発売の予定が年明けになってしまったし(2000年11月の記事参照)、“絶対に遅れない”と言われた505iでも順調に遅れた。900iシリーズだって、もともとは“秋FOMA”と呼ばれていた端末群だ(2003年7月の記事参照)。各社開発が遅れる中、いかに早く完成させるか。それが昨今の端末投入順を決めているようだ。

 そういう意味では、富士通は900iに求められるさまざまなスペックを、よく早期に開発できたものだと感じる。コンテンツプロバイダなどによると、900iシリーズの残り4機種はすぐには出そろいそうにない。

富士通 F2051 F2102V F900i
NEC N2001 N2002 N2102V N2701 N900i
パナソニックモバイル P2101V P2002 P2102V P900i
三菱 D2101V D900i
シャープ SH900i

 上表は、これまでの音声端末FOMAの各社開発状況だ。三菱とシャープが、ほぼ初めてのFOMAといえるのに対し、富士通は3機種目、NECは5機種目、パナソニックモバイルは4機種目となる。

 パナソニックモバイルの「P2002」が、ほぼNEC製端末のOEMのようなものであるのを考えると、富士通がFOMAにいかに力を入れているかが、機種数からも分かる。

 富士通製FOMAは、これまでの50xシリーズからユーザーインタフェースも一新しており、“改めて選ぶFOMA”としても悪くない。シリーズ中でもユニークなデザインとカラーが気に入れば、お勧めできる。

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