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» 2004年04月21日 17時29分 UPDATE

NECのシェア、さらに拡大〜2003年度携帯出荷

2003年度の国内向け携帯出荷台数は5000万台を超えて過去最高。端末メーカー別では、トップのNECのシェアがさらに拡大したほか、ソニー・エリクソンが前年比58.2%増の伸びを見せた。

[斎藤健二,ITmedia]

 マルチメディア総合研究所は4月21日、2003年度の国内携帯電話出荷状況の調査結果を発表した。出荷台数は前年比22.3%増の5009万台と、同社調査中過去最高を記録。第3世代携帯電話出荷数も、1491万台(前年比95.4%増)と急速に伸びている。

メーカーシェアトップはNEC。4位以下は混戦続く

 端末メーカー別のシェアで3年連続の首位をキープしたのはNECだ。「N504iS」「N505i」「N505iS」がいずれもヒットしたほか、FOMAシリーズでも196万台を出荷。出荷総数は1164万台(前年比36.5%増)となり、シェアも2.4%伸ばして23.2%とした。

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 2位はパナソニック モバイルコミュニケーションズ。「P504iS」「P505i」が若い女性の支持を集めたが、全年齢に支持されたNECに比べて伸び悩んだ。ドコモ以外の出荷の少なさも影響した。そのため出荷総数は782万台(前年比7.1%)と増加したものの、シェアは2.2%減の15.6%となった。

 3位はシャープ。「SH900i」がスペックの高さからヒットの気配を見せている。カメラ付き端末で先じた同社だが、2003年度下期はカメラ付き端末が全出荷台数の90%を突破し、“カメラ付き”だけでは差別化が難しくなっている。結果、シェアは1.2%減って11.3%となった。

 4位以下は、これまでにも増して混戦模様。東芝が426万台で4位を維持したものの、5位のソニー・エリクソンとは僅差。ソニー・エリクソンは505iシリーズやau向け端末がヒットし、前年比58.2%増と躍進した。6位の三菱電機は前年比20.2%増と好調だったが、ソニー・エリクソンに抜かれた。7位の三洋電機も406万台と、東芝から三洋まで横一線に並んでいる。

2002年度台数(万) 2002年度シェア 2003年度台数(万) 前年比 2003年度シェア シェア増減
NEC 853 21% 1164 37% 23% 2.4%
パナソニック モバイル 730 18% 782 7% 16% ▲ 2.2%
シャープ 512 13% 566 11% 11% ▲ 1.2%
東芝 368 9% 426 16% 9% ▲ 0.5%
ソニー・エリクソン 263 6% 416 58% 8% 1.9%
三菱電機 341 8% 410 20% 8% ▲ 0.1%
三洋電機 318 8% 406 28% 8% 0.3%
富士通 334 8% 335 0% 7% ▲ 1.5%
その他 377 9% 504 34% 10% 0.9%
4096 1 5009 22% 100% -

 好調だった2003年度だが、マルチメディア総研は「2004年度以降もこの勢いが続くとは限らない」としている。新規加入ペースが落ちていることに加え、携帯キャリアが販売インセンティブを抑える傾向にあることから端末価格が高止まりしているのがその理由だ。

 ただし、第3世代携帯電話端末(3G)の出荷数は伸び続け、2004年度は全端末出荷台数の47%を3G端末が占め、2005年度は同62%の3050万台に拡大することが確実だとしている。

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