WIRELESS JAPAN 2004の見どころをチェック

» 2004年07月20日 20時55分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 明日7月21日から23日まで、東京ビッグサイトで開催される「WIRELESS JAPAN 2004」。KDDIやドコモ、DDIポケットなどの通信キャリアがブースを展開、各キャリアのトップによる講演もある。

キャリアのブースの見どころ

 KDDIブースは、「BREW+WIN」端末3モデルがお目見え(7月12日の記事参照)。実機に触れる機会が提供され、対応する新サービスのデモも行われる。

 今回注目なのは、ブースで行われるセミナー。「地上デジタルテレビ放送受信携帯電話機の開発」(5月12日の記事参照)「KDDI/auのモバイルコンテンツ戦略」「メイキング オブ “au design project”」(2003年10月の記事参照)「auの第3世代携帯戦略〜定額制がもたらすケータイの新たな可能性」(6月16日の記事参照)といった注目のトピックを、現場のスタッフが解説する。

 ドコモブースには、おサイフケータイ(6月16日の記事参照)や無線LANの「N900iL」(7月13日の記事参照)が登場。また本日発表された「QUICPay」(7月20日の記事参照)のデモが行われるなど、FeliCaサービスを体験できるコーナーも用意される。

 DDIポケットは、法人向けサービス(2003年7月の記事参照)を中心とした展示。2004年度末までの導入を目指す「256Kbps高速パケット通信」(6月11日の記事参照)については、圧縮サーバとの連携によるデモを展開。体感速度500Kの通信を体験可能だ。AirH"PHONEで添付ファイルの閲覧を可能にする「AirStorage」サービスも披露される(7月20日の記事参照)。

 なおボーダフォンは今回、出展を見送っている。

キャリアのキーパーソンが登場〜講演

 講演には各キャリアやサービスプロバイダのキーパーソンが登場する。初日には、「ブロードバンドワールドがもたらす『ユビキタス』ライフスタイル」と題した講演に、KDDIの小野寺正社長が、「2010年のワイヤレスネットワーク 日本が目指す情報通信社会の未来」と題した講演に、ドコモの歌野孝法常務取締役が登壇する。

 23日には、ドコモiモード企画部長の夏野剛氏、KDDIのコンテンツメディア本部長 高橋誠氏が講演を行う。

 ほかにも燃料電池やFeliCa関連など、注目のトピックについての講演が並ぶ。

端末メーカーも続々

 端末メーカーは、NEC、京セラ、三洋電機、東芝、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、日立製作所が出展。チップメーカーは日本テキサス・インスツルメンツ、 クアルコムジャパン、ルネサステクノロジ、エヌビディア、インテルがブースを構える。

 Qualcommは、さらに速度を向上させたEV-DO Rev.Aについて(2月13日の記事参照)米国で行われたデモの録画を放映するほか、ディスプレイのシリアルインタフェースの1つ「MDDIインタフェース」のデモンストレーションをSamsungと共同で行う。

 コンテンツプロバイダは、インデックス、ケイ・ラボラトリー、サイバード、タイトー、ナムコ、富士写真フイルム、ジグノシステムジャパンらが出展する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年03月29日 更新
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年