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» 2004年09月08日 11時40分 UPDATE

ケータイカメラ画質研究ラボ:デジカメとしての期待は禁物〜「W21K」 (1/3)

au、夏のWIN端末の中でも、機能よりもコンパクトさに振ったのが「W21K」。カメラには130万画素CMOSセンサーを搭載しているが、画質に対して過度の期待は禁物だ。

[荻窪圭,ITmedia]

 最近はほとんどのケータイがカメラ機能を持っているので、ここで取り上げるケータイも「メガピクセル以上のカメラを搭載しているもの」に限定してきた。メガピクセルクラスなら、ある程度カメラ機能に力を入れているだろうという読みのもとである。

ディスプレイ側にカメラとライトとサブディスプレイが並ぶという極めてシンプルかつオーソドックスな構成

 実際、多くのメガピクセルカメラ付ケータイは、いろんなシチュエーションに対処できるよう工夫されていた。まずセンサーにCCDを使い、パンフォーカスなら標準とマクロの両方を用意するかAF機能を装備し、画質もデジカメ並とはいかなくても、さまざまな撮影機能を活用できる。

 そんな中、CDMA 1X WINのエントリー機である「W21K」は久々に超シンプルなカメラ機能搭載機だ。

 何しろ、CCDではなくCMOSセンサーを採用し、マクロモードも夜景モードもない。さらには外部記録メディアもないので、メガピクセルモードのファインで撮った画像はEZポケットに送るか、PCに転送するか、サードパーティのCFカードアダプタで吸い上げるしかない。手にしたとき少々驚いて、記録メディアスロットやマクロモードスイッチを探し回ったほどだ。

 カメラはディスプレイの裏側にあり、撮像素子は131万画素のCMOSセンサー。イマドキちょっと珍しい、ピント位置が固定されたパンフォーカスとなっている。ピンボケしないで撮れる距離はせいぜい50センチくらいまでなので、近距離撮影は苦手だ。

ksogi2.jpg
撮影時はこのように横になる。サブディスプレイが横長なので、サブディスプレイを使った撮影(自分撮り時)は、こんな風にただでさえ小さいサブディスプレイをさらに小さく使うことになる。QVGA以下のサイズで縦位置で撮るときも同様(左)。側面にはカメラを起動する(さらに静止画と動画を切り替える)カメラキーと、シャッターキーがある。こちらの側面はVGA以上の撮影をするときは下になるところがユニーク(右)

 カメラの起動はメニューからたどるか(といってもセンターキーを押すとまずフォトモードが選択されるので、起動は簡単)側面のカメラキー。フォトモードでカメラが起動するのにかかる時間は5秒弱。最近のハイエンドケータイに比べるとちょっと長く感じる時間だ。

撮影メニューはこのようにシンプル。ほとんどフルオートと思っていいだろう

 撮影解像度はケータイ(120×160)/壁紙(240×320:QVGA)/VGA(640×480)/SXGA(1280×960)の4種類で、さらに連写モード(QVGA)と顔変形モード(QVGA)が用意されている。VGA以上では横位置での撮影だ。

液晶ディスプレイは2.2インチのQVGA液晶で十分にハイクオリティ。VGA以上では右側が上になるが、撮影情報などの表示は縦位置のままなので注意

 画質はメール、ノーマル、ファインの3パターンである。

 撮影機能はシンプル。明るさ調整、ホワイトバランス(オートと蛍光灯と太陽光と3つだけ)、特殊効果(といってもセピアとモノクロだけ)と撮影ライトという具合だ。

 シャッターはセンターキーかサイドのシャッターキー。VGA以上の時は横位置になるのだが、天地を正しく撮ろうとすると、なんと側面のシャッターキーが右手の下側に来てしまう。右手親指で押せということらしい。使ってみると意外に困らないのだが、不思議な構成である。

 SXGAのファインの場合、シャッターを押してから保存画面になるまで約4.5秒。保存自体は一瞬である。

 外部記録メディアを持たないので保存先は内蔵のデータフォルダ。約15Mバイトの容量があるのでけっこう使えるが、SXGAのファインを常用できるほどではない。

 動画は標準S(96×80)から長時間L(176×144)まで5種類のモードを持っている。ただし内蔵メモリだけなのであまり長時間Lで動画を撮っているとすぐ足りなくなりそうだ。

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