最も大きなディスプレイを装備するのは2.4インチ液晶搭載の902SH。ミドルレンジの3端末はすべて2.2インチ液晶を装備している。
ただしQVGA対応なのは、902SH、802SH、802Nの日本メーカー製3モデルのみだ。
なおシャープ製の2モデルは、広視野角の「モバイルASV液晶」を装備(2003年10月の記事参照)、ほかの端末との差別化を図っている。
端末名 | メインディスプレイ | サブディスプレイ |
---|---|---|
902SH | 2.4インチASV液晶(QVGA、26万色) | 1行表示(72×12、モノクロ) |
802SE | 2.2インチTFT液晶(220×176、26万色) | 1インチCSTN液晶(101×80、6万5536色) |
802SH | 2.2インチASV液晶(QVGA、26万色) | - |
802N | 2.2インチTFT液晶(QVGA、6万5536色) | 1インチTFT液晶(120×90、6万5536色) |
702NK | 2.1インチTFT液晶(208×176、6万5000色) | - |
702MO | 1.9インチTFT液晶(220×176、6万5000色) | 1インチCSTN液晶(96×80、4000色) |
702sMO | 1.9インチTFT液晶(220×176、6万5000色) | - |
ボディカラーは、グレー、ホワイト、シルバー、ブラック、ブラウンなど全般的にシブめな印象。暖色系の色は、902SHのウォームオレンジ、802SEのピュアカッパー、802SHのカシスレッド、702NKのボルドールージュが用意される。寒色系では802Nのターコイズブルーが印象に残る。メタリックの入った鮮やかなブルーだ。
端末名 | ボディカラー |
---|---|
902SH | ウォームオレンジ、チタングレー、ミラーホワイト |
802SE | ジャパンブラック、ホワイトバーチ、ピュアカッパー |
802SH | カシスレッド、シャイニーブラウン、セラミックシルバー |
802N | ロイヤルブロンズ、ターコイズブルー、プラチナシルバー |
702NK | アルミニウムシルバー、ボルドールージュ |
702MO | アークティックブルー、リコリッシュブラック |
702sMO | コズミックユニバース、ブラックシルバー |
ボーダフォンの冬モデルは、902SH、802SE、802SH、702NKの4モデルがBluetoothに対応するなど、外部インタフェースも強化された。Bluetoothについては「ワイヤレスのダイヤルアップ接続や、ワイヤレスヘッドセットの利用、PCのOutlookとのデータ同期などを想定している」(ボーダフォン)というが、どのモデルでどんな機能が使えるかは、まだ明かされていない
また全モデルともリリースにはUSB接続対応と書かれているが、独立したUSBポートを備えているのは802SEのみ。ほかのモデルについてはシリアル部からUSB信号が出ていると見られる。
USB接続は、ストレージとしての利用やOutlookとの連携、充電などの用途が考えられるが、USBのどんな機能がどのモデルで利用できるかは、今後の発表を待つことになる。
また、これまでボーダフォンの外部メモリはSDカードが主流だったが、冬モデルで採用しているのは902SH、802SHのみ。802NはminiSDカード、802SEはメモリースティックDuoを採用している。702NKは、18×24×1.4ミリのメモリカード「RS-MMC」を、702MOと702sMOは11×15×1ミリのTransFlash(2月27日の記事参照)を採用している。
端末名 | Bluetooth | IrDA | 外部メモリ |
---|---|---|---|
902SH | ○ | ○ | SDカード |
802SE | ○ | ○ | メモリースティックDuo |
802SH | ○ | ○ | SDカード |
802N | × | ○ | miniSDカード |
702NK | ○ | × | RS-MMC |
702MO | × | × | TransFlash |
702sMO | × | × | TransFlash |
PCとの連携をうたうのは、702NK、702MO、702sMOの3モデル。702NKは、Nokia 7600などでも利用可能な「PC Suite」を使って、PC上のPIMアプリケーションとのやりとりを行う(6月22日の記事参照)。702MOと702sMOは「PCシンク」機能を使って、PCで管理する予定表やアドレス帳データを同期する。
ボディ形状は、3モデルが折りたたみ型で、2モデルがストレート端末。シャープ端末は2モデルとも回転2軸機構を採用している。
AV機能を迫力の音で楽しめそうなのは、サラウンド対応のステレオスピーカーを装備した902SH。802NにはVアプリやメールなど、複数機能を同時に使えるマルチタスク機能が用意される。
端末名 | 通信方式 | Flash対応 | Vアプリ対応 |
---|---|---|---|
902SH | W-CDMA/GSM | ○ | MIDP+JSCL(J-フォン拡張)とVFXの両対応 |
802SE | W-CDMA/GSM | ○ | VFX |
802SH | W-CDMA/GSM | ○ | MIDP+JSCL(J-フォン拡張)とVFXの両対応 |
802N | W-CDMA | × | MIDP+JSCL(J-フォン拡張)とVFXの両対応 |
702NK | W-CDMA/GSM | × | VFX |
702MO | W-CDMA/GSM | × | VFX |
702sMO | W-CDMA/GSM | × | VFX |
7端末中6端末がW-CDMA/GSMのデュアル端末だが、802NはW-CDMAのみの対応で、GSM圏でのローミングには対応しない。
Flashに対応するのは902SH、802SE、802SHの3モデル。新しいVFX仕様のVアプリに加え、これまでのVアプリも利用可能なのは902SH、802SH、802Nの3モデルだ。
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