この冬、ついにボーダフォンが本気の3G端末を投入する(9月22日の記事参照)。その数は7モデル。シャープやNECといった日本メーカーに加え、MotorolaやNokiaといった海外メーカー製端末も登場。日本のボーダフォン向けとしては初となる、Sony Ericsson製端末もお目見えした。
新端末について、スペック面から機能を整理してみよう。
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冬モデルで唯一のハイエンド端末「902SH」は、光学2倍ズーム付きでオートフォーカス機構を備えた202万画素CCDを搭載。これは同社のハイエンドPDC端末「V602SH」(7月15日の記事参照)と同等のスペックだ。
ミドルレンジの3端末は、いずれも100万画素クラス。シャープ製の「802SH」のみCCDで、「802SE」「802N」にはCMOSが装備される。
ローエンドモデルは、Nokiaの「702NK」がメガピクセルを搭載。Motorolaの2モデルは、いずれも30万画素CMOSだ。
なお702NKはインカメラを備えず「単体でのテレビ電話はできない」(ボーダフォン)。そのためテレビ電話機能を使うには、別売りのカメラユニットが必要になる(6月14日の記事参照)。802SEもカメラは1つだが、カメラ部が回転する機構の「MOTION EYE」を装備したため、単体でのテレビ電話が可能だ。
端末名 | アウトカメラ | インカメラ |
---|---|---|
902SH | 202万画素CCD | 11万画素CMOS |
802SE | 130万画素CMOS | - |
802SH | 130万画素CCD | 11万画素CMOS |
802N | 124万画素CMOS | 10万画素CMOS |
702NK | 130万画素CMOS | - |
702MO | 31万画素CMOS | 10万画素CMOS |
702sMO | 31万画素CMOS | 10万画素CMOS |
いつも持ち歩くものだけに、携帯電話のサイズや重さは気になるもの。7端末中で一番軽量なのは、802Nの約125グラム。ほかにも120グラム台の端末は802SEと702NKの2モデルがある。
一番重いのは、ハイエンド端末の902SHで149グラム。134グラムあったPDCのハイエンド端末「V602SH」(5月10日の記事参照)より、さらに15グラム重くなっている。
端末名 | 重さ | サイズ |
---|---|---|
902SH | 約149グラム | 50×102×26ミリ |
802SE | 約128グラム | 49×102×23.6ミリ |
802SH | 約141グラム | 50×102×26ミリ |
802N | 約125グラム | 50×100×26ミリ |
702NK | 約127グラム | 60×110×21ミリ |
702MO | 約140グラム | 49×94×27ミリ |
702sMO | 約140グラム | 53×116×24.5ミリ |
連続待ち受け時間を見ると、802Nが430時間と最長。これは、ドコモのNEC製FOMA「N900iS」(6月1日の記事参照)と同程度だ。
ほかの端末は200時間台。ただし従来発売されていたボーダフォンの3G端末「V801SA」の待ち受け時間が約180時間、「V801SH」が200時間だったことを考えると、伸びているのが分かる。
端末名 | 連続通話時間 | 待ち受け時間 |
---|---|---|
902SH | 約140分 | 約240時間 |
802SE | 未定 | 未定 |
802SH | 約140分 | 約240時間 |
802N | 約140分 | 約430時間 |
702NK | 約190分 | 約260時間 |
702MO | 約130分 | 約220時間 |
702sMO | 約130分 | 約220時間 |
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