携帯+ビジネスの明日の姿〜C&Cユーザーフォーラム&iEXPO 2004(1/2 ページ)

» 2004年12月03日 01時15分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 12月1日から3日まで、東京ビッグサイトでNECが主催する「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO 2004」が開催されている。ここでは携帯関連展示の見どころをまとめた。

Bluetoothで、RFIDタグや手書きメモを送る

 ソリューション系の展示に力を入れていることもあり、KDDIブースでも「OFFICE WISE(6月2日の記事参照)」や「ケータイオフィス(2003年9月30日の記事参照)」などが目立つところに展示されていた。その脇で目を引いたのが、Bluetooth関連の参考展示だ。

 「DP-101B(M)」は、スウェーデンのアノト社が特許を持つデジタルペンシステム。専用のデジタルペン(日立製作所製)で、専用の用紙(大日本印刷製)に書き込むと、ペンがそのデータを取り込み、Bluetoothで携帯に接続。携帯電話からサーバにアップロードする。サーバに上げられたデータはタイプによって振り分けられ、例えば手書きメモであればJPEGに変換されてメール送信され、アンケートや注文書などであればデータ集計システムへ送られる、といった仕組みになっている。(7月21日の記事参照)

 デジタルペンの価格は1本3〜4万円程度。紙は種類によって価格が異なる。ペンの先がスイッチになっており、ペン先の横に埋め込まれた小さなカメラで筆跡を読み取る。ペンの軌跡、筆圧、書き順、傾き、タイムスタンプなども同時に記録されており、サインの識別などへの利用法も考えられるという。

専用ペンで専用用紙にメモを書く。始めに「開始」欄をチェックすると記録が始まり、最後に「送信」欄をチェックすると、ペンの記録した筆跡データがBluetoothで携帯に送られる(左)、Bluetooth機能搭載携帯に、メールの添付画像として送られた様子(右)

 デンソーが展示していたのは、BREWアプリケーションとBluetoothを組み合わせた、RFIDタグ利用の勤怠管理システム。RFID付きの社員証や、特定の場所に貼られたRFID付きラベルをBluetoothに対応したRFIDリーダー/ライターで読み込み、タグ情報に位置情報とタイムスタンプを追加してBluetooth携帯からBREWアプリでサーバへデータを送信する。

 2005年前半には製品化の予定で、RFタグはシンプルなタイプで1枚150円前後、リーダー/ライターは25〜26万円程度になる見込み。使い方としては、位置情報を添付した出勤管理システムや、設備点検のチェックシステムなどが考えられる。

ハンディタイプのRFIDリーダー/ライターと、RFIDタグ(左)、タグ情報に位置情報を追加し、BREWアプリを使ってサーバに送信する。出勤時間と位置情報が記録され、地図上に表示される(右)

UNIVERGE+FOMAの可能性

 広いスペースを割いて展示されていたのが、NECのIP電話ソリューション「UNIVERGE」(ユニバージュ)と、FOMA+無線LANのデュアル端末「N900iL」を組み合わせた、「UNIVERGE FOMA連携ソリューション」だ(7月14日の記事参照)

 N900iLは、社内ではIP電話のワイヤレス内線端末、社外ではFOMAとして利用できるほか、SIPサーバを通したIM(インスタントメッセージ)機能やプレゼンス表示機能を持っている。複数のN900iLに一斉にIMを送り、示したURLにWebブラウザでアクセスすると、より詳しい情報にアクセスできる仕組みや、無線LANのAP(アクセスポイント)で端末の位置情報を取得し、プレゼンスを自動更新するといった仕組みが参考展示されていた。

現行のN900iLでは、プレゼンスは自分で更新しなくてはならないが、このシステムでは接続しているAPからだいたいの位置を割り出し、プレゼンスを自動更新する。例えば会議室のAPなら「会議中」といった具合。画面は2名が業務フロアのAPに接続している状態(左)。プレゼンスはこのように表示される。APのエリアから外に出ると、数十秒後にオフラインになり、数分後には出張中などとプレゼンスを自動更新する機能も(右)
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