ワールドワイドで共同調達されるボーダフォンの3G端末は、機能面でも海外で必要とされる機能が組み込まれている(9月22日の記事参照)。その1つが、海外言語の省入力機能「T9」の搭載だ。
端末 | メーカー | T9搭載 |
---|---|---|
802SE | ソニー・エリクソン | 日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語 |
802N | NEC | 日本語 |
702NK | ノキア | 英語 |
T9とは、キーを1回ずつ押していくことで予測候補が表示され、そこから語句を選択することで素早く文字を入力できる機能。日本で普及している「マルチタップ」に対し、一般に「シングルタップ」と呼ばれる。
英語版のT9は「ワールドワイドで80%以上のシェア」(Tegicのマーケティングコミュニケーションマネージャーバイオレット・ファン氏)を占めており、中国語の入力方法としても「出荷数ベースで55%のシェア」(同)を持つなど、海外では極めてポピュラーな機能だ。
日本語版も徐々に進化が進んでおり、NEC製のドコモ向け端末、およびパナソニックモバイル製のFOMA端末に搭載されている。Tegicの調査によるとP、NのFOMAユーザーの約40%がT9を利用しているという。
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