英語版「T9」も〜ボーダフォンの新3G端末

» 2004年12月22日 20時01分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 ワールドワイドで共同調達されるボーダフォンの3G端末は、機能面でも海外で必要とされる機能が組み込まれている(9月22日の記事参照)。その1つが、海外言語の省入力機能「T9」の搭載だ。

端末 メーカー T9搭載
802SE ソニー・エリクソン 日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語
802N NEC 日本語
702NK ノキア 英語

 T9とは、キーを1回ずつ押していくことで予測候補が表示され、そこから語句を選択することで素早く文字を入力できる機能。日本で普及している「マルチタップ」に対し、一般に「シングルタップ」と呼ばれる。

 英語版のT9は「ワールドワイドで80%以上のシェア」(Tegicのマーケティングコミュニケーションマネージャーバイオレット・ファン氏)を占めており、中国語の入力方法としても「出荷数ベースで55%のシェア」(同)を持つなど、海外では極めてポピュラーな機能だ。

 日本語版も徐々に進化が進んでおり、NEC製のドコモ向け端末、およびパナソニックモバイル製のFOMA端末に搭載されている。Tegicの調査によるとP、NのFOMAユーザーの約40%がT9を利用しているという。

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