auのフレンドリーデザインモデルにもメガピクセルデジカメが搭載される時代になった。それが東芝の「A5509T」だ(2月14日の記事参照)。丸っこいけど、A1403Kほど奇抜じゃないスタンダードなデザイン。QVGAの液晶に大きなボタンと親しみやすさがポイントだ。
丸みを帯びたボディはさらっとした素材感でなかなか気持ちよい。サブディスプレイの上に小さくライトとレンズがある。オーソドックスな使いやすい配置だ |
カメラ部はほかの東芝製端末と同様130万画素のCMOSセンサーを搭載。固定フォーカス式でマクロ切替スイッチが付いている。
前モデルともいえる「A5506T」はハイエンド気味の構成だったが、auのハイエンド端末がみなWINに移行したこともあってかA5509Tはフレンドリーデザインのシンプルな端末に変身し、miniSDカードにすら未対応となった。その代わり内蔵メモリが20Mバイト用意されている。
カメラモードの起動はカメラボタンで一発。すると即座にカメラモードとなる。これは迅速でうれしい。
ディスプレイはQVGA。ボタンが大きくて見やすいのが特徴だ。中央の山吹色のセンターボタンがシャッターボタンを兼ねる |
撮影時の画像サイズ(撮影モード)はフォトメールのほか、壁紙(QVGA)、VGA(640×480)、SXGA(1280×960)+連写の5つだけ。VGA以上のサイズの時は横位置での撮影となる。
フレンドリーデザインだけにメニューの文字は大きくて見やすいが、撮影機能は意外に豊富だ。ナイトモードや明るさ補正のほかに、色調補正として「あざやか」と「あっさり」があるし、マニュアルホワイトバランスも4種類選べる。
撮影時に通話開始ボタンを押すと操作ガイドが出るのもうれしいところだ。
操作は全体にテキパキしており、SXGAのFINEでも撮影+保存で5秒ちょっとしかかからない。そのあたりは気軽に使えてうれしい。
基本的な機能はWIN端末の「W21T」を継承しているが、側面のサイドキーによる自分撮りモードでのカメラ起動はなくなっている。開いてカメラモードを起動してから、ファインダー切替を行うのだ。
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