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» 2005年04月01日 17時23分 UPDATE

携帯3キャリアの社長、新入社員への期待を話す

携帯3キャリアの社長が入社式で、会社の現状と新入社員への期待を話した。変革期を迎えた携帯電話市場で新入社員に求められるのは“新しいことへのチャレンジ”だ。

[後藤祥子,ITmedia]

 携帯3キャリアの社長がそれぞれの入社式で、会社の現状と新入社員に対する期待を述べた。2005年度の新入社員はNTTドコモが353名、KDDIが108名、ボーダフォンが21名。

“海図のない航海”に出た〜ドコモの中村社長

 ドコモの中村維夫社長は、携帯電話事業がトラフィックに依存しない新しいビジネスモデルの時代に入ったと話す。「例えばおサイフケータイのような未知の世界、いわば“海図のない航海”に出たのです」(中村社長)。

 今はドコモが今後も成長できるかどうかの境目だとし、新入社員に対しては、「新しいものにどんどんチャレンジしてほしい」と激励した。「100個やるうちの99個は失敗するかもしれません。でも、それでもかまわないので、新しいことに挑戦し、新しい世界を切り開いていただきたい」(同)

 急成長に伴い、組織が大きくなったことで「“大企業病”というものが、さまざまな面で芽を出し始めている」と自戒するコメントも。「それを打開する意味でも“第2の創業”ということで、新しい事業にチャレンジしてほしい」(同)

“守りの姿勢に入ったとたんに競争に敗れる”〜KDDIの小野寺社長

 KDDIの小野寺正社長は新入社員への挨拶で“攻めの姿勢”を打ち出した。「激変する市場では、一旦守りの姿勢に入ったとたんに競争に敗れていくことは明らかであり、“絶え間ない変革と確固たる前進の姿勢”で常に高い志をもって熾烈な競争を勝ち抜いていきたい」(小野寺社長)。新たな成長路線を描くため、“戦略とスピード”を重視し、事業運営していくという。

 新入社員に期待するのは4点。それぞれ「真のお客様満足を実現すべく取り組んでほしい」「正しい考え方を身につけてほしい」「プロ人材として成長してほしい」「新しいことにチャレンジしてほしい」というものだ。特にユーザー重視の姿勢は、設備産業からサービス産業へと変わる上での大きなポイントだとし、顧客満足度の最大化を目指したトータル・カスタマー・サティスファクション活動に、今までのユーザーの立場を忘れることなく取り組んでほしいと話した。

課題はあるが、既に着手しているものも数多くある〜ボーダフォンの津田志郎会長

 ボーダフォンは二人三脚体制を象徴するように、津田志郎会長とビル・モロー社長が揃って入社式で挨拶した。

 津田会長は「2005年は反転攻勢の年」と表明。純減が続くなど厳しい状況の中、課題への対応を始めていると話した。「当社は厳しい状況にありますが、どうか安心してください。中長期的に取り組んでいかなければならない課題もありますが、すでに着手しているものも数多くあります」(津田会長)

 ビル・モロー社長は、ボーダフォンは「お客さま第一」の会社であり、「お客さまにとって何がベストであるかが、会社の方針を決める上で基本となる」と説明。「フレッシュな感性とアイデアを生かしてほしい」(モロー社長)とした。

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