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» 2005年04月11日 15時50分 UPDATE

au携帯、“音楽プレーヤー”としての実力は? (1/5)

「着うたフル」の登場で、音楽機能を強く印象付けたのがauのWIN端末。リッピングした手持ちの音楽CDデータを再生する“音楽プレーヤー”とての実力を検証した。

[坪山博貴,ITmedia]

 KDDIは昨秋、WIN端末向けのサービスとして「着うたフル」を開始、続々と対応端末を増やしている。2005年に入るとSD-Audioに対応した「W31SA」(1月20日の記事参照)や、メモリースティックDuoに保存した音楽を再生できる「W31S」を発表し(3月25日の記事参照)、“ケータイ+音楽”へのアプローチに注力している。

 ここでは前回のドコモ編に続き(4月4日の記事参照)、au端末がどこまで音楽プレーヤーとして使えるのかを検証する。今回取り上げるのはW31SAとW31Sに加え、miniSDメモリカードにiTunesで作成したAACファイルをコピーすると再生が可能な「W21T」だ(2004年11月の記事参照)

 ほかにもQuickTime Proで作成したAACファイルを再生可能な端末はあるが、手軽さに欠けるため、今回の検証対象からは除外した。

au1.jpg 今回取り上げた3製品。サイズはW31Sが最も大きい。W31SAはスライド型としてはかなりコンパクト

auの音楽再生機能は2タイプ+「着うたフル」

 au端末もドコモ端末同様、大きく分けると音楽再生機能は2通りだ。W31SA、W31Sの2製品は、PCでリッピングした音楽CDデータの再生を公式にサポートしており、オンラインで購入した音楽コンテンツの再生にも対応する。加えて2004年秋モデル以降のWIN端末は、かかる手間や制限は異なるが、何らかの形でAACファイルの再生が可能になっている。中にはW21Tのように、iTunesでエンコードしたAACファイルをメモリカードにコピーするだけで再生可能な端末もある。

 また2004年秋モデル以降のWIN端末は、EZWebでダウンロードした「着うたフル」の再生をサポートしており、この点では最新WIN端末はすべて“音楽ケータイ”といえる。ただし、“手持ちの音楽CDを高音質再生する”という点では、高ビットレートのAACファイル再生をシリーズでサポートするFOMA 901i/700iシリーズに対して一歩譲った形になっているのが現状だ(4月4日の記事参照)

CDの音楽も高音質再生を謳うエンタティメント携帯「W31S」

 au端末としては2001年の「C404S」(2001年1月の記事参照)以来、久々に音楽再生機能をサポートするのがW31Sだ。再生可能なのはMagicGate対応のメモリースティックDuoに暗号化して保存されたATRAC3フォーマットの音楽ファイル。PCからメモリースティックDuoへの書き込みは、付属の「SonicStgae Ver3.0」を利用する。なおW31Sについては試作機で試したため、製品では動作が異なる可能性があることをお断りしておく。

au2.jpg
付属のケーブルを接続するとこのような画面が表示される。事前に設定を切り替える必要がないのは楽だ

 W31Sがまず便利なのは、「WIN-USBケーブル」が付属し、PCと接続するとW31S自体がメモリカードリーダーになる点。マスストレージクラスで認識されるのでドライバも不要だ。またケーブル接続時に電話帳編集ソフトの利用やデータ通信のためのデータ通信モードか、マスストレージ接続かを選択できるので、事前に設定を切り替える必要がない。

 W31Sは、ケータイの音楽プレーヤー機能としては間違いなくトップの出来だ。右側面のボタンで待ち受け画面との行き来が可能。再生中に音声通話やメールが着信すると再生が停止するが、通話やメール受信が完了すると即座に再生停止位置から音楽を再開する。また音楽再生中の機能制限もほとんどない。機能によっては一時的に音楽再生が停止するが、再生が可能になればすぐに再生を再開する。

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